ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落245 [2015-01-21]


245 Approach a tree with a feeling of unity, then try to realize, your oneness with that life-form. In time, you will feel its pulsation. You will be able to trace its intricate network of roots through the earth, understand how they gather the needed elements for growth, and at the same time act as a ground for the tree. The portion above ground, the trunk, spreading branches and leaves, serve as an antenna; drawing life-giving elements from space that are just as necessary for its growth as are the minerals it obtains from the earth. The entire history of the tree, from the time the seed germinated, through all the years of drought and flood can become an open book when you are able to receive impressions from it. This knowledge and much more is available to you, because the same Breath that gives you life as a form, gives the tree life. You will find that the more you work with this inner feeling, the more you will become united with all phases of nature. This can be carried to the point where a flower will turn and nod to you.
245 自分と一体であるとするフィーリングを持って木に近付き、その生命体と貴方が一体であると認識するように努力することです。やがて貴方はその木の脈動を感じるようになるでしょう。貴方は地面の中の根の複雑なネットワークを辿ることや、それらの根が生育に必要な諸元素を如何にして集めるか、また同時に木の基盤として役立っているかが分かるでしょう。地面から上の部分、幹や広がる枝や葉は地中から得るミネラルと同じように成長に必要な生命を与える元素を引き込むアンテナの役割をしています。木の全歴史は貴方がそこから印象を受けることが出来れば、種の発芽から、日照りや洪水を含んだ木の全ての歴史が明らかになるでしょう。この知識やそれ以上のことが、貴方には手に入ります。何故なら貴方に生命体として命を与えているのと同じ生命の息がその木に命を与えているからです。貴方がこの内なるフィーリングについて力を尽くす程に、貴方は自然の全ての側面と一体化することに気付くことでしょう。このことは花が貴方に振り向き、うなずくという所までに成し遂げられ得るのです。



【解説】
考えて見れば植物ほど私達生き物全体に奉仕してくれている存在はないことが分かります。樹木一つをとっても、春に若葉を伸ばし、虫や鳥達、動物の食物を提供する他、成長した末には身に斧を入れることを許し、私達人間に住まいや道具を与えて呉れます。その植物と一体になれるよう、自分を訓練することは私達にとって新しい生命の躍動をもたらす大きな意味があります。
本項では木の内部に流れる樹液や地下深くの根の活動についても気付くよう促しています。これらは樹木の観察の際に肉眼だけでなく、肉眼では見えない部分についても積極的に気付くようになることを求めているのです。
実は植物のより大切な役割は、空気中の二酸化炭素を吸収し、代わりに酸素を供給することにあります。私達はこのお蔭で地球上に生存しているのです。それら作用は肉眼の目には写ることはありません。樹木の幹を通して流れる樹液や葉の内部で行われているこれら植物の外気との気体分子の出入りについて、自ら樹木と一体となって感じ取る訓練が必要です。こうして植物と一体になれれば、その後は私達はこれまでとは異なる、生き生きした本来の自然環境の中に生きて行くことが出来ます。それは同時に樹木自身が私達に応答し始める時でもあるのです。


第2部 4章 段落244 [2015-01-20] <<  |  >> ご連絡 [2015-01-22]