ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落222 [2014-12-10]


222 To the impatient mind, man's progress seems discouragingly .slow; but the Living Soul is ever unfolding and expanding. And though at times we may appear to have slipped back two steps where we have taken one, slowly but triumphantly man is preparing himself to become an occupant in another of the many mansions in the Father's house.
222 せっかちな心にとって、人間の進歩はがっかりする程、遅く見えます。しかし、生ける聖霊は永遠に開示し続け、拡張し続けます。そして時として私達は一段昇った所で、2段滑り落ちるかも知れませんが、人はゆっくりではありますが、意気揚々と父の家の多くの館の内のもう一つの館の主人となるよう準備を進めているのです。



【解説】
進歩は実にゆっくりしたものです。私自身もこの分野に触れてから半世紀近くも経過しましたが、未だにいわゆる超能力は出現していません。しかし、本項はそうした外見上成果が上がらない者に対しても優しく継続的な努力を説いています。
そこには人間の本質として向上心が備わっており、身体内を司る生命力自体が次々に真理を明かしてくれること、人間本来の姿として進化する道程が備わっていることも大きな要因となっています。私達は自然と、自らの生きる目的を丁度、各学年で学ぶ生徒のようにこの惑星で学び取ること、更には次の生涯に他の人生が待っていることを知っているのかも知れません。
もちろん、手痛い失敗もある訳で、本文に記されているように、一歩前進二歩後退という事態も中にはあるでしょう。しかし、私自身のわずかな体験からも、努力は必ず報われますし、継続して精進することで自ずと成果は後から付いてくるものです。結果である成果を得ようとするのではなく、究極の生きる目的を見据えて日々を大切にすることが大事なところです。


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