ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落220 [2014-12-08]


220 While these will not have the immediate impact upon our consciousness that contact with the strong emotions registered, unless guarded against constantly, they will insinuate themselves insidiously into our thinking pattern as opinions, criticism, snobbishness, and so forth. A flare of anger impresses the mind momentarily, but unless the person develops into a perpetual grouch, the mind will gradually regain its normal equilibrium; and once again resume its pursuance of thoughts in the same old rut it has been following.
220 強烈な感情と接触する際には記録する私達の意識に対し、これらは直ちには影響を与えない一方で、常時見張っていないと、それらは自分達を気付かれぬよう私達の意見や批判、上品振り等々の思考パターンの中に巧みに入り込ませます。怒りの炎は瞬時的に心に印象付けますが、当人が不機嫌を永続させない限り、心は次第に通常の平衡状態を取り戻します。そしてこれまで追従して来た古い轍(わだち)に沿った想念の追求を再開するのです。



【解説】
毎日の食事が本人の肉体を形作るように、私達が時々刻々摂取し、放出する想念が私達の心を作り上げています。よく生活習慣病の問題が指摘されますが、想念の場合も同様に大変重要なテーマなのです。本項で言うように一過性の問題よりは慢性型の問題の方がより深刻な影響をもたらすからです。
私達が普段何気なく抱いているような習慣的想念はゆっくりですが確実に私達の個性とも言える心に影響を与えます。加えて私達自身、習慣に従う傾向があることから、気づかない内にそれらの習慣的想念・心境に浸ってしまい、その影響が身体にも表れる訳です。
よく子供達の目は光っていると表現されますが、それは外界の出来事や新しい知識に関心を持っているからであり、一方でアルコールその他の依存症に陥っている者の目は曇っています。そのどちらが有意義な生涯を送れるかは明らかな訳で、私達は努めて習慣的な想念を廃し、常に新鮮な心境を維持しなければなりません。


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