ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落184 [2014-10-14]


184 Remember, as long as we allow destructive emotions to govern our thoughts, we interfere with the natural operation of the body, and we set up an effective block against any incoming impression except those of a like nature. When properly analyzed, these emotions are expressions of the personal ego; and the personal ego must be controlled before we can reach the goal of selfless self-expression.
184 私達が破壊的な感情が私達の想念を支配するのを許す限り、私達は肉体の自然な働きを妨げ、同類の印象以外のやって来る如何なる印象も阻止する有効な障害物を設置していることを覚えておいて下さい。適切な分析を行えば、これらの感情は個人的なエゴの諸表現であることが分かりますし、個人のエゴは私達が無私の自己表現というゴールに到達する為には、統制されなければなりません。



【解説】
海外で仕事をする機会が増えている状況から、ついつい現地での生活と日本での暮らしの違い、とりわけ日常生活における治安問題のレベルの差に注目してしまいます。
家の戸締りをして就寝することは日本でも離島以外では当たり前ですが、国によっては家そのものを頑丈な鉄格子をめぐらし常に鍵を掛け外部者の侵入を防いでいるのが当たり前の地域もあります。街を歩く際には、目立たぬよう財布は持ち歩かずポケットに必要額のみ入れておく等々の内容です。犯罪被害に逢うのは旅行者だけでなく、住民も不良少年達に狙われ携帯を取られたケース、或いは夜中自動車を運転中、赤信号で止まったら、脇から出て来た強盗に逢った。以後、夜は赤信号でも車を止めないようにしている、等々です。
これは全くの私見ですが、これらの地域で多く目にするのは、暴力を前面に出すテレビ番組の存在です。腕力のある者が相手を征服し、また逆にその者に反撃する等々、戦いの連鎖が続いているのです。こうした中、現状に不満のある若者が街路で奇声を発し、警官とやりあう等、社会に不安定感があることも確かです。
私達地球人の大部分がこのような環境の中で生活している現実があります。様々な問題を抱えているにせよ、日本とは安定度については大きな差があるように思っています。
本項の内容に戻れば、私達の心の欲望というものは、大概利己的なものであり、それらを野放しにしていては精緻な印象に気付ける機会は失せてしまいます。心をエゴから解放して宇宙に流れる妙なる印象にそっと耳を傾ける姿勢が私達地球人には是非とも必要とされているのです。


第2部 2章 段落183 [2014-10-10] <<  |  >> 第2部 3章 段落185 [2014-10-15]