ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落177 [2014-10-01]


177 The focal point of this woman's life was her home, her husband, and her children. In her fervid desire to be a good wife and mother, she had become so immersed in physical tasks that she made everyone around her uncomfortable. On rainy nights her husband stopped on the drafty back porch and removed his shoes, traversing the length of the house in his stockinged feet so he would not mar the freshly scrubbed tile. The children's lives were ruled by stern admonitions: "be careful not to soil your clothes; pick up all your toys; for goodness sake, don't disarrange the furniture."
177 この女性の人生の中心は彼女の家庭であり、彼女の夫であり、子供達でした。彼女の良き妻であり、良き母でありたいとする熱烈な願望のあまり、彼女は物理的な課業に没頭するようになった為、彼女は自分の周囲のひとりひとりを不快にさせてしまいました。雨の夜には彼女の夫は肌寒い裏のポーチで立ち止まり、靴を脱ぎ、真新しく洗われたタイルを台なしにしないよう、靴下を履いた足で家を横切ります。子供達の日常生活は「衣服を土で汚さないように注意して。自分の玩具を片付けて。お願いだから家具を乱さないで。」との厳格な説諭に支配されていました。



【解説】
清潔ですっきり片付いた家に誰もが暮らしたい訳ですが、それに拘り過ぎることも問題になることがあるということになります。つまりはそれらはあくまで結果、現象の世界であり、私達が最優先にしたいのは、私達の心境の面であり、決して物質界のことではないのです。
この事例ではよく見る欧米型の日常生活のパターンですが、確かに清潔この上ない理想的な暮らしではありますが、何事も過度な行き過ぎは問題になる訳です。主人公の主婦は目に見える状況のみに囚われ、大切な事柄、即ち家族の心的状況についてまでは考え及んでおりません。目に見える現象のみを守って行けばよしとしているだけなのです。
人は様々な状況から必ずしも皆恵まれた環境で暮らしている訳ではありません。本講座はこうした各人に必ずやより恵まれた環境をもたらすものですが、その実現には多少の時間が必要です。重要なのは、そうした現実世界に変化をもたらすのが、私達の日常の想念、何気なく発している心の想いであるということです。この心の活動内容を本来のリラックスし、奉仕に向かうものとすることで、自ずと結果は付いてくると言っても良いでしょう。


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