ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 1章 段落157 [2014-09-03]


157 This accounts for most of the so-called memories of previous lives. A person may receive an impression that he once lived on earth as Julius Caesar, and his ego will be inflated. But in reality, a few cells of his body may be composed of atoms which were once present in the body of Caesar.
157 このことはいわゆる前世の記憶と呼ばれるものほとんどに当てはまります。ある人は自分がかつてジュリアス・シーザーとして地球に生きていたという印象を受けるかも知れませんし、そのことでその者のエゴは増長させることでしょう。しかし、実態はその者の身体の細胞のわずかがかつてシーザーの肉体に有った原子から構成されていたに過ぎないのかも知れないのです。



【解説】
私達は知らない内にこれら自身の肉体細胞の原子群から様々な印象を受け取り、また原子の記憶に触れているのかも知れません。実に広大無辺の知識の宝庫です。
しかし、一方ではその記憶を自我のものだと勘違いすることもある訳です。自身が体験した訳でもないのに、それを自分の体験だと言い張る場合も考えられます。私達はこれら極微な粒子が持つ記憶を大切に取扱い、それに触れることが出来たことに祝福を感じなければなりません。それらを自我を高める目的で使用してはいけないのです。
とかく前世の記憶とかいう話が出ますが、それはこれら細胞や原子の記憶とは別に自分自身の本体について明確に見えた後に明らかとなる意識レベルの記憶が理解出来てからの話であり、先ずは現在の自我・心の訓練こそ重要なところです。極微な存在である原子が記憶を持つ以上に人間には更に優れた記憶の場所があるに違いありません。


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