115 From this we can see that there is no center to the universe; no Throne from which all knowledge is broadcast. Each action is the center of the universe unto itself; for radiations going out from it travel in all directions, and fill space. Since everything, both tangible and intangible (in this case we are speaking of thought), comes out of the one Cosmic Cause, we can safely assume that there is no action that is not universal.
115 ここから私達は宇宙には中心が無いこと、全ての知識が放射されるような王座は無いことが分かります。行動の一つ一つがそれ自身に対する宇宙における中心なのです。何故ならそれから発せられる放射物はあらゆる方向に向かって旅し、そして宇宙を満たすからです。触れられるものと触れられないもの(この場合、想念について述べているのですが)を含めて、すべてが一つの宇宙的因から発せられている故に、私達は宇宙的でない行為は存在しないと思って差し支えはありません。
【解説】 宇宙における個々が発する想念が、どのように宇宙全体に影響を及ぼしているか、本項は私達に示しています。 結局、想念や印象が全ての知性、物事の形成力の源であり、それ自体は宇宙本来の英知、言い換えれば創造力を有しているという訳です。従って発せられた想念は宇宙を進行する中でそれに接する環境に対して様々な影響を与えて行くことになります。 このことについては、私達は各自で容易に確かめることが出来る筈です。想念・印象の持つ潜在的エネルギーは私達の未来を決定出来る程、発した本人に対しても影響を及ぼします。 またよく聞かれるように、各地に聖地と呼ばれる場所がありますが、そうした所は何らかの原因でこのような想念・印象が多く集中する場所ではないかと考えます。人間の感性が高まる場所、宇宙からの印象波動が比較的集中するような場所であるのかも知れません。
第1部 4章 段落114 [2014-07-01] <<
|
>> 第1部 4章 段落116 [2014-07-03]