ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落082 [2014-05-16]

082 This same dissention exists in the relationship of the other two senses. The palate may savor the delicious flavor of certain rare cheeses; but in many cases, the nose is so outraged by the accompanying aroma that it interferes with the enjoyment of eating the delicacy. So it is very apparent that in their dealings with each other, the four senses are constantly bickering, contradicting, and trying to gain autonomy over the others.

082 これと同じ論争は他の2つの感覚の関係においても存在します。舌はある珍しいチーズの美味しい風味を味わうかも知れませんが、多くの場合、鼻はそれに伴う香りに憤慨し、その美味を賞味する歓びを妨げます。ですから互いの関係において四つの感覚は他に対して常に言い争い、反駁し、自律性を得ようとしていることはとても明らかなのです。

【解説】 味覚について言えば、最近テレビで塩分と脳血管障害との密接な関係について解説する番組がありました。人類が塩分を摂取するようになって高血圧が引き起こされたというものです。 塩分は味覚に絶大なる影響を与えますし、塩分を全く含まない食品は容易にのどを通らないほどです。その為に市販食品やジャンクフードと呼ばれている食品の多くには塩分やもう一つの有害成分である油脂が多く含まれています。 これらは人間の身体に悪影響を及ぼしかねない成分なのですが、通常、私達は食べ物を「美味しい」「まずい」を基準に摂取しますので、全て味覚に左右されていることになります。 その結果、美味しいものは必要以上に摂取され、肥満が発生することになる訳です。他方進化した他惑星人に肥満の人が居るとは一度も聞いたことがありません。必要以上に食べないこと、味覚に支配されない食生活が他惑星では実施されているものと思われます。

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