ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 2章 段落034 [2014-02-27]

034 My early studies, based on the antiquated theory of telepathy being a sixth sense, led nowhere. After careful observation, I found that others using this same trend of reasoning were not attaining the desired result, either. Innately I felt something was being injected which did not align itself with natural, or universal law. So I turned to nature and studied her actions. Here, where the reasoning mind of man did not interfere, I found all things working in harmony. As I thoughtfully observed life expressing in its many forms of manifestation, I realized there must be an intelligence, or a law, that operated according to an exact pattern.

034 テレパシーが第6感であるとする古代の理論に基づいた初期の私の諸研究は何処にも導くものではありませんでした。注意深い観察の後、私はこれと同じ推論傾向を採る他の者達も、目的の結果を得ていないことを発見しました。生まれつき、私は何か自然或いは宇宙普遍の法則と揃わないものが注入されているように感じておりました。そこで、私は自然に目を向けて、その諸活動を観察したのです。人の推論する心が邪魔をしないそこで、私は全てのものが調和をもって働いていることを見い出しました。生命が様々な創造の形態に現れていることを注意深く観察するにつれ、私はある正確なパターンに沿って作用する一つの知性、或いは法則が存在するに違いないことに気付いたのです。





【解説】

テレパシーを「第6感」とするのは誤りであるということは何を意味するのか、じっくり考える必要があります。私達は氏の著作から既に心というものが感覚から成り立っているような存在であることを学んでいます。つまりは、テレパシーはこのような既存の感覚とは異なるものだという点を先ず明確にした方が良いように思われます。

その上で、自然界の万物が絶え間なく一糸乱れぬ調和した活動を支えている法則の一環としてテレパシーを位置づけて置く必要があるという訳です。

本文の中で著者は自身の中に自然の法則と整合しない異質な部分の存在があることに気付いたと記されていますが、それこそ私達が今後、長期間にわたって対峙しなければならない心本来の正体であり、これらを宇宙的法則の下に整えることが各自の大きな仕事になっています。


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