ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落006 [2014-01-14]

CHAPTER I

Telepathy - The Cosmic Language

006 Upon the bookshelves of the Scientific Mind, neatly labeled and dated with methodical accuracy, are arranged innumerable recognized, but unsolved riddles of life. From time to time, an inquiring mind will unshelf a volume from the dusty archives and bring it to the attention of his colleagues.

第1章

テレパシー − 宇宙的言語

006 整然とした正確さできれいにレベルされ、日付け分けされている科学的心と題された書棚には、数限り無く認識されてはいても解決していない生命の謎が並んでいます。時として探究心のある心がその埃にまみれた書棚から一冊を取り出し、それに仲間の注目を引き寄せようと示すことでしょう。





【解説】

3年ほど前にトルコを訪れたことがあります。その地中海沿いの地域には未だローマ時代の遺跡が多数保存されており、ツアーの行程の中でそれらのいくつかを見学したものです。私にとっては初めてのローマ時代の街並みでしたが、大きな石が敷き詰められた広い道路や上下水道、更には水洗式の公衆トイレなど、基本的には今日と変わらない街路の佇まいであったことが記憶に残っています。

その遺跡の中に大きな石造りの建物があり、図書館の跡とのことでした。当時どのような書物が残され、研究されていたかは分かりませんが、更に遠くエジプト文明においてもアレクサンドリアには大きな図書館があったとされる等、様々な重要な発見や記録はいつの時代でも綴られ残されて来たものと思われます。

本項の記述も同様に、このテレパシー問題は太古の昔から指摘されて来たテーマであると述べられています。しかし、一部の例外を除けば、私達の知識は未だ未だ貧弱です。2000年前イエスがこれから起こる近未来のことを弟子達に告げた際にも、弟子達はただただ驚き、後世の人々はそれを奇跡として奉ってしまい、自分達の何処にその能力が隠されているのか、探求はしなかったという訳です。

それから何十もの世代を経て、私達は再び、このテレパシーに取り組もうとしています。音や文字によらないコミュニケーション、近未来の予知等々は自然界の他の動植物ではごく普通の事柄として実践されているのですが、ようやく私達人間もその取っ掛かりを掴もうと手を伸ばしたところと言えるでしょう。


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