ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第11課 段落414 [2013-10-10]

414 Next we will go to Mars, a planet I have not been on physically. Consciously I find the planet rugged, quite commercial and industrial and very similar to earth. Agriculture is in second place for water is scarce in inhabited areas and most of it is dry farming. The water that they have is channeled from the polar caps and melting ice areas. There is plenty of salt water and in recent years they have been converting it for use as we are doing in some places. There are canals of salt water that carry the ships to inland cities where the water is also converted for use. In the early days they tried mixing salt water with fresh water, about a two to one mixture of fresh and salt, but the amount of fresh water was not adequate and the mixture was not good for agriculture.

414 次に私達は火星に行きます。肉体としては行ったことのない惑星です。意識で見ると私にはそれが荒れて、まったくの商業的、工業的な場所であり、地球に大変良く似ていることが見えます。居住地域には水が少ない為、農業は二次的な地位であり、そのほとんどが乾燥農法です。彼らが用いる水は極冠や融解する結氷地域から水路を引いてもたらされます。塩水は豊富にありますし、近年には私達も幾つかの場所で行っているようにそれを変換しています(訳注:例えば逆浸透膜法等により塩水を淡水化し利用していることを指す)。内陸部の都市に船舶を運ぶ塩水の運河がありますし、そこでもその塩水が転換され利用されます。初期の時代には彼らは塩水と淡水を2対1に混合しようとしましたが、その淡水量では不適切で、その混合水は農業に向かなかったのです。





【解説】

以前、アダムスキー氏が伝えたとする情報の中で、火星については、金星や土星に比較して発達が遅れている面があり、科学技術は発達しているものの、精神面では問題も残されているという話が伝わっています。

今日の情勢については知りませんが、本項で著者が「荒れた rugged」と表現している点が気になるところです。以前から火星探査機から送られて来ている火星表面の荒涼とした写真もあり、地球からの天体望遠鏡の写真からも赤い大地に覆われた惑星の実体が知られているところです。

丁度、仕事で中東地域の上空を飛ぶことも多いのですが、砂漠の中の商業都市、工業地域が火星全体のイメージなのかも知れません。

そういう意味では似た環境、即ち自分達が長年、馴れ親しんだ環境の地域は親近感もあり、 場合によっては多くの火星の人達も地球に移り住み始めているということも考えられます。私達が考える以上に、地球には各惑星の人的交流が進行している可能性もあるのかも知れません。


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