ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第11課 段落401 [2013-09-18]

401 Before starting our excursion to some of the planets that we know about, let us take the position that is sometimes called day dreaming. When this takes place the mind withdraws its interest from the present surroundings and becomes absorbed in the so-called dream. Conscious consciousness draws the mind's attention to itself to such an extent that any one could pass before the one so absorbed and his presence would not be felt. In other words a sort of telecasting connection is made between the consciousness and the mind and time and distance do not mean anything for the mind is interested in the scenes that the consciousness is bringing to it. Many people while reading Inside The Space Ships lived the experience with me and partook of the same exhilarating feeling that I had while describing the scenery and the words of wisdom given to me. This is the state in which one must place himself - the union of mind and consciousness for both are equally real.

401 私達が知っている惑星のいくつかへの旅行を始める前に、時として白日夢と呼ばれている姿勢に就いて見ましょう。これが起る時、心は現実の環境からその関心を引き上げ、いわゆる夢と呼ばれる中に吸収されるようになります。意識的な意識が心の関心を意識自身へそのように引き寄せる為、その者の前を人が通ってもその存在は気付かれない程です。言い替えれば、ある種のテレビ放送の回路が意識と心の間に形成され、時間や距離は意味をなさなくなります。何故なら心は意識がもたらす光景に関心を持つからです。多くの人々が「同乗記」を読んでいる間、私と一緒にその体験を生きていましたし、私がその光景や私に与えられた智恵の言葉を表現する間、私が得た心踊る感覚と同じものを共にしたのです。これは人が自分自身を置かなければならない心と意識の統合の状態です。何故なら両者は等しく実在のものだからです。





【解説】

いわゆる「意識と一体化」するとは、本来どのような状況なのか、著者は本項で説明しています。私達の感覚心から雑念は消え、心は意識からもたらされる印象やメッセージにのみ関心を向けています。物事に熱中する際の状況に似ていますが、大事なことはその方向が宇宙源泉である意識に向けられているということでしょう。

芸術家やスポーツ選手が驚異的な活動を行っている際、本人の心は余計な雑念はなく、ひたすら瞬時に来るインスピレーションをそのまま、体現し、行動に移しているということでしょう。そこでは感覚心は意識から来る印象の経路になり切っており、自ら意見を述べるゆとりはありません。こうした状況を如何に容易に作り出すことが出来るかが、私達の能力開発の一つのポイントでもあります。

このことは書物を読む際にも当てはまる訳で、私達は良書を読むことを心掛ける必要があります。一方、世の中にはこの世の堕落を望む者達が感覚心を操ろうと様々なたくらみを企てています。書物やゲームで心が経験したことは、実際、本人がその内容を実行した場合と、経験上大差は無い訳で、私達は自身の中に良質は経験のみを蓄積するよう、読む書物の内容、観るテレビ番組等に注意する必要があります。大昔に、ある方から、例え演劇であっても悪役を演じてはいけない、というお話を伺ったことを思い出します。


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