ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第10課 段落378 [2013-08-16]

378 You must remember at all times that only a little of the entire picture will be revealed at a time. Again like the jigsaw puzzle, you cannot look at all of the pieces and know where they fit. For the picture must be put together piece by piece and this takes time. Never try to fill in with some of your mental ideas accumulated in this world for they are of personal nature. Do not question for one minute what you receive for that would be like questioning God. And you should know by now which is accumulated knowledge from this world and which are cosmic impressions. Do not be confused for earthly impressions may come also, as many of these to which the mind is accustomed are of Cosmic Nature and may fit into the picture at a given point but perhaps not at present. Due to earthly experiences these ideas sometimes try to crowd into positions before there is a place for them. It is like an artist who gets an impression of red shading, when yellow should be used, with the red to follow.

378 いつも覚えておいて欲しいことは、一度には全体像のほんの一部しか明かされないということです。再度、ジグゾーパズルのように、貴方は断片の全てを見ても何処にそれらが当てはまるのか知るという訳には行きません。何故なら絵は小片を一つずつ繋ぎあわせられなければなりませんし、これには時間がかかるのです。決してこの世界で貯えられた貴方の精神的なアイデアを当てはめようとしてはなりません。何故ならそれらは個人的な性質のものだからです。一瞬たりとも貴方が感受したものに疑問を投げかけてはなりません。神を問いただすようなものだからです。また、貴方は今では、どれがこの世からの蓄積された知識で、どれが宇宙的印象かを識別できる筈です。地球的印象も来るでしょうから、混乱しないようにして下さい。何故なら心が慣れているものの多くが宇宙的性質を帯びており、それらもいつか適当な時期にその全体像に当てはまるかも知れませんが、おそらくその時点ではないと思われるからです。地球上の経験から、これらのアイデア達はそれら本来の場所以外に群がろうとします。それは黄色を用いるべき所に赤い陰を付ける印象を受けた画家のようなもので、本来は黄色の後に赤を用いるべきなのです。





【解説】

湧き起こる印象に対してどのように対処すべきかを説いているのが、本項です。注視したいのは印象は一つずつ系統立てて来るようなものでなく、いきなり結果を伝えて来るものも多いようです。凡人には分からない創造主の計らいがそこにある訳で、私達は只ひたすらそれらを大切に受け取り、自分の何処に当てはまるかを考える必要があります。

しかし、当面、その印象の示すところが分からなくても、次々とやって来る印象を覚えて置き、それらを融合する中でより具体的なビジョンとして認識できるようになる筈です。毎回、誠意と感謝を持って印象を受領し、自身の生活に活かすことを模索すべきことは言うまでもありません。

その際にも決して一度に全てを求めるのではなく、また性急な態度も禁物だとも述べられています。一つ一つの印象が正しくてもそれらの適用順序や適用場所を誤れば、本来のビジョンは完結しないからです。

様々な印象を焦ることなく、大切に記憶し、自分が分かる範囲で少しずつ生活に応用して行く姿勢が重要です。


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