ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第10課 段落368 [2013-08-02]

368 The effect mind which is the personality, usually follows the law of least resistance and allows itself to be molded into the environment of the word's society. This is why man feels strange to man, even though he is molded into the same type of society. And it is because the ego or sense mind is a stranger to the Cosmic Principle and itself caused through the divisions between individual identity and the ego. The individual acknowledges everything in unison whether visible or invisible to the sense mind, while the sense mind acknowledges only that which it calls concrete form. Yet when questioned the mind admits that there is something behind the concrete manifestations. But it does not like to go on record that there is for fear of what a neighbor or society might think of him. This shows that the individual's identity tried to alert the mind but the mind fears not to go along with society's pattern.

368 結果である心は個性でもありますが、いつも最小の抵抗の法則に従い、自身を世の中の環境の中に鋳込まれることをやむなしとしています。これが人が自分が同じタイプの社会に鋳込まれているにも関わらず、他人に対してよそ者の感じを受ける理由です。そしてそれが、エゴ、即ち感覚心が宇宙原理に対してよそ者であり、それ自身個人の正体とエゴの間の分裂によってもたらされているからです。個人の正体は感覚心に見えているか見えていないかに関わらず全てを調和していることを認知しますが、感覚心は具体的な形を必要とするもののみを認知します。しかも尋ねられると、心は有形の創造の現れの背後に何かがあることを認めます。しかし、心は存在する記録には進んで行きたがりません。何故なら隣人或いは社会が彼をどのように考えるかを心配するからです。これは個人の正体は心に注意を喚起しようとしますが、心は社会のパターンに沿って進まないことを恐れていることを示しています。





【解説】

確かに環境に順応すれば変に目立つこともなく、安穏に過ごすことが出来るかも知れません。社会と同様の生活に身を置くことは、現実社会で暮らす多くの人々とうまくやって行けるのかも知れません。しかし、それでは本講座の意義は半減してしまいます。人々をより良い段階に誘導して行く為には自ら進んで生き方を学び、後続の者に伝える必要があります。

また本文に記されているように、一端環境と融合してしまっていると、他人に対してよそ者のように感じるという傾向も確かにあります。自分以外のものに対して警戒するのお感覚心の特徴です。

私達自身、少しでも生命について考える時間を持つなら、それを生み出す知性の存在やその永久なる活動について、宇宙の記憶の部分まで探求しようと思う訳ですが、反面そうした目に見えない領域への研究は、世間を気にする感覚心はしたがらないということでしょう。本書は一般社会に暮らす私達が世間に流されず、探求する道が容易ではないことを諭しています。


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