ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第10課 段落366 [2013-07-31]

366 As you have already learned in previous lessons, there is a constant chemical change going on, and the identity of one stage is absorbed by the identity of the next stage. So if one is to retain his individual identity through eternity he must lend himself constantly to the changes that are taking place. For personal ego has no place in the cosmic plan but individual identity has. For the individuals make up the cosmos. And by the personal ego allowing itself to be absorbed by the individual, which is sometimes referred to as saving oneself and earning eternal life, it becomes like the drop of water that allowed itself to be absorbed by the ocean of water. It becomes the ocean of water yet it retains its individual identity through its molecular structure. Referring again to the jigsaw puzzle, the piece that could be called personal has now been placed among others that eventually will make the picture. Thereby it loses its personal feeling of separation and takes on the feeling of the whole picture yet an individual part of it.

366 以前の教課で既に学んで来たように、絶えまない化学変化が起っており、一つの段階の正体は次の段階の正体に吸収されて行きます。ですからもし自分の個としての正体を永遠の中で保持したいとするなら、自らを生じている諸変化に委ねなければなりません。何故なら各自のエゴは宇宙の計画の中に占める場所は無く、各自の正体だけが場所を有しています。個々が宇宙を造り上げているからです。そして個人のエゴ自身をその個体に吸収させることを許すこと、時に自分を助けだして永遠の命を得ると呼ばれることを行うことで、自身を大洋に吸収させることを許した一滴の水のようになります。それは大洋になりますが、引き続きその分子構造からその個人の正体を保持しています。再びジグソーパズルを引用すれば、個人と呼ばれる一片は今や最終的に絵画を作り上げる他のものの中に配置されています。こうして個人の疎外感を失う代わりに個人はその一部を保持したまま全体の絵画の感じを抱くようになります。





【解説】

自らの身体の中で絶え間なく行われている新陳代謝。この宇宙的変化の中にある私達は絶えず変化して行く定めにあります。その変化に対応していなければ、私達は直ちに時代遅れになってしまいますし、永続性を望むべくもありません。

「老い」の特徴は「固執」に現れているように思います。日頃の化学変化に追従出来なければやがて古びた存在、朽ち果てるものになってしまいます。自然界を見れば、春夏秋冬の移り変わりの中で、自然の活動は永遠に繰り返され、しかも常に新鮮さ、若さを保っている点に驚かされます。

私達の一生はせいぜい90年という時間でしかありません。その一生を地球で過ごした後、この星を去る者も多いことでしょう。一時的に過ごすこの星はそれでも、今後、宇宙の一員として継続維持されて行くものと思われます。

絶えず変化する潮流の中にあって、一瞬一瞬を柔軟に生き、自らのエゴを宇宙の流れの中に消失させることを心掛けて生きる時、私達には何ら抵抗がなく、これらの変化の波と一体となり、宇宙全体を自らと同じように感じることになるものと思われます。


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