ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第09課 段落357 [2013-07-16]

357 Faith is the most important factor in life, for all men are not out for themselves and many are interested in the betterment of humanity. Each man must believe in someone and he might just as well believe in the ones who are interested in the betterment of his being, especially in the cosmic field. And he should learn to obey his conscious feelings that constantly remind him of his potentials. We have mentioned cosmic cells and carnal cells and that the cosmic ones are the primal force of all creation. And by multiplying they bring forth the secondary cells which are the offsprings of themselves with all the potentials of the original. This is where the two enter, the carnal man and the cosmic man, for the carnal one is the offspring of the original. And from here man begins to multiply his own ideas and by doing so he loses his cosmic identity in his creation of what we call foreign cells.

357 信頼は生きることにおいて最も重要な要素です。何故なら全ての人が自ら外宇宙に出ることはなく、多くが人類の向上に関心を持っているからです。個々の人間は誰かを信じていることに違いなく、その者はまた、自分の存在の向上、とりわけ宇宙的分野に関心を持つ者を信じています。また、その者は常に自身の可能性を思い出させる自分の意識的フィーリングに従うことを学ばねばなりません。私達はこれまで宇宙的細胞群と肉欲的細胞群について述べて来ましたし、宇宙的細胞群は全ての創造の主要な力であることを述べました。そしてそれらが増殖することによって、それらは元の全ての能力を有するそれら自身の子孫である第二段階の細胞群をもたらします。ここが肉欲的人間と宇宙的人間が入り込む場所となります。肉欲的細胞は原始細胞の子孫であるからです。そしてここから人は自分のアイデアを増殖させ始め、そうすることによってここで私達が言うよそもの細胞なるものを自ら造り出す中で、自らの宇宙的正体を失ってしまうのです。





【解説】

本項はある意味、著者が自らの役割を明かし、あわせて地球の人々に著者の体験から多くを学んで欲しいと述べているものです。

他惑星からの宇宙船に同乗し、宇宙空間の実状をその目で見た経験、更には進化した宇宙人との交流、他惑星への訪問等、著者が得た体験は、単に著者に与えられただけのものではありません。それは広く地球に暮らす人々に伝えられ、学ばれるべき内容のものでした。

アダムスキー氏はこれらの体験を死ぬまで力の限り、人々に伝える一生であったと思われます。私はロチェスターに住んで居られた故シャーウッド氏からアダムスキー氏からの最後のメモを見せてもらったことがあります。疲労困憊の状況下で書かれた筆跡で、当時相当無理して東海岸を巡っていた氏の様子に胸が痛くなった思い出があります。

生命の科学で取り扱っているテーマは実に奥深い内容があり、私達の過去生に遡る問題の本質が解説されていると言えるでしょう。感覚心が自らの子分の細胞を造りだしてしまう結果、肉体内に不調和が生まれ、それが高じて宇宙的正体を見失うという訳です。

この問題の解決には、優れた教師が必要で、その意味で、本文に記された著者の言葉をしっかり受け止め、自分の日常に活かす必要があります。


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