ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第08課 段落303 [2013-04-25]

303 Man cannot forever serve his mind - for himself. Or other minds for other men and expect to realize and enjoy a heavenly state of life.

303 人は自分自身の為にも、自分の心に永遠に仕えることはできません。他人の為、他の心に仕えることも同様で、そうすることで悟りを得、天国のような生活を享受することを望むことはできません。





【解説】

私達自身、自分と他人とによらず、いつまでも心に仕えるべきではありません。心を頼りにしていては本来の人生を歩むことが出来ないということを本項は示唆しています。既に私達は自らの経験上、心は知識も十分でなく、記憶も曖昧である一方、好き嫌いや恐怖心だけは極めて迅速、強大な力を及ぼしています。長らく私達はこの横暴な心の奴隷として仕えて来ましたが、それでは、人生を無駄に過ごすだけだという訳です。

心に代わって私達が注目しなければならないのは「意識」と呼ばれる覚醒状態という訳です。私達の中に心の影響が消失するにつれて、次第に現れて来るのが印象が行き来する世界、意識の活動です。具体的にはヒラメキや美しさの発見等々、言葉によらない知識を取り扱う機会が増えることです。

その為には、心の反応はさて置いて、更に物事の奥にある法則性や自然の目に見えない動きを察知することに関心を持つべきで、先ずはやって来る印象に対する警戒状態を維持することから始まるものと思われます。


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