ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第07課 段落258 [2013-02-11]

258 Jesus blended His sense mind with consciousness and thus He was able to say, I am in the world but not of it, and many other statements that He made in reference to His past. And He could not have maintained these memories had He not blended with consciousness which carries the memories and contains the book of records.

258 イエスは自らの感覚の心を意識と融合させました。それ故にイエスは、私はこの世に居るがこの世の者ではないと言ったり、自身の過去に関連して他の多くの声明を述べることが出来たのです。そしてイエスは記憶を持ち運び、記録の書を内包する意識に融合しなかったら、これらの記憶を維持することは出来なかったでしょう。





【解説】

自身の拠って立つ所を何処に置いているかがポイントであり、過去、多くの聖人がかくも大きな苦痛や困難に対して平穏な心境を保てたのも、自分の本来の場所、即ち宇宙の因とも言える世界をしっかり持っていたからに他なりません。しかし、読者の中には、それ故に因の世界にのみ憧れてしまうことにも問題があり、イエスの言われたように、肉体は結果の世界にあることも十分に認識しておく必要があります。二つのバランス融合が重要なところです。

しかし、こと記憶になると、肉体の部分は本来、あまり得意ではないのかも知れません。私達は確かに脳細胞に記憶する場所があるとされており、記憶力が損なわれると脳が萎縮していることも確かです。しかし、本来的には本項で著者が示しているように、「記憶の書」とも言えるような膨大な知識が意識の中に蓄えられており、そこにアクセスする中で、個別肉体に依存しない記憶を運ぶことが出来るように思われます。


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