234 The happiness which man feels within his heart and for which he searches can never be realized until he blends his will with the will of consciousness. Any more than the drop of water, remaining by itself can know the vastness of the ocean. When man realizes this he will know his true identity for the first time. And will no longer live in the shadow of his reality, influenced by every wind that blows. And there will be rejoicing in heaven when the prodigal man returns to the household. But this will take a profound determination on the part of each human, with an unshakable faith. For he will have to give up his egotistical pride and face whatever is presented to him.
234 人が自分の胸の中で感じ、探し求めている幸福は、自分の意志を意識の意志に融合させない限り、決して実感することはありません。孤独であり続けた水の一滴が大洋の広大さを知ることと大差はありません。人がこのことを悟ったなら、その者は初めて真実の主体性を知るでしょう。そして吹きすさぶもろものの風に影響され、自身の真実の姿の陰に生きることはしなくなります。そして放蕩息子が家に戻った時には天国では祝賀があることでしょう。しかし、これには個々の人間の側に不動な信頼感を持った上での心からの決心を必要とします。何故なら、如何なるものが現れているかに関わらず自己中心的な自分のプライドとメンツを諦めなければならないからです。
【解説】
意識と融合しない限り、真の平和や幸福はないという訳です。多くの聖人はその状況に達した為に、その行動を通じて聖人たる成果を残したということでしょう。
しかし、一口に自我を捨てると言っても、その実現には各自の努力と工夫が必要です。その中で、とかく私達は自分はどの道を教えることが出来るとする教師にすがり易いのですが、実際には従っても多くはうまく行かず、逆にその道から外れる結果になってしまうことも多いのです。
このように他人を頼りにすることなく、とにかく自分で納得するまで、観察を続けること、自然を研究することが重要です。その中で自然現象の中に生きる法則を知れば、それに自分を合わせれば良い訳です。
宇宙の中では数え切れない惑星世界があり、各々の中で生命の活動があり、それらと一体になれれば、それ以上、望むものはありません。
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