ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第06課 段落229 [2012-12-21]

229 After thousands of years of living as we have, becoming habitual individuals, we have created habitual cells in relation to the mind. And habits do become hungry for their own food. i.e. An alcoholic's mind knows that it is not good for the body to go to extremes, but the habit is the master of the mind. The mind lost the strength of its will and the power of determination to oppose the habit so it continues as a slave to the habit. And this is true of all habits, for most of them operate in extremes. This does not mean that you cannot take a drink or do similar things, for all things are good in moderation. But it does mean that one should be determined to be the master of his life rather than have the habits master him.

229 私達は何千年もの間、このように生き、習慣的な個体となった結果、その心に関連した習慣的な細胞を造り上げてしまいました。そして諸習慣はそれら自身の食物を求めて腹を空かせるようにさえなるのです。即ち、アルコール依存の心はそれが程を越して極端になれば肉体に良くないことを知っていますが、それでも習慣がその心の支配人になっています。心はその習慣に反抗する意志と決心の力を失った為、その習慣の奴隷となり続けるのです。しかもこれは全ての習慣について言えることです。何故なら、それらのほとんどが極端に作用するからです。このことはあなたが一杯飲んだり、類似した事柄を行ったりしてはならないと言うことではありません。何故なら、全ての物事は適度であれば良いことだからです。しかし、人は諸習慣が自分を支配するのではなく、自分が自身の人生の支配人になることを決心すべきことは確かです。





【解説】

「習慣の奴隷」を克服することは私達の最大の課題ですし、私達の多くは毎日を決まりきった生活パターンの中で生きていることも確かです。もちろん一面ではそれは止むを得ない事情ではありますが、惰性で毎日を送ることは厳に慎むべき事柄です。その中にあって私達は無作為に時を過ごすことがあってはならず、そのようなことは本来の生命活動とは反するものです。

その結末として、私達は永年の心の指令に仕える細胞群を自らの体内に形成し、今度はそれらが支配者となって、本人の行動を左右する段階に至ると著者は警告しています。アルコール依存や薬物中毒など、極端な例もありますが、私達一人一人類似した細胞群を抱えていることは確かです。

このような習慣細胞の指示に従うことなく、自らの意志でご自身をコントロールし、習慣の奴隷になることなく、あらゆる分野を適度に楽しめと著者はまとめています。先ずは習慣性の有無を点検し、毎日新しい側面を探求することです。日々是新とはそのような生活姿勢を言う言葉です。


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