ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落179 [2012-09-28]

179 The apple is made of matter and supported by conscious life the same as we are yet it does not scream when we bit into it. Why? Because it does not have the kind of mind that man has, endowed with a free will which is in constant opposition to Cosmic law.

179 りんごは私達と同じ物質から成り立っており、意識ある生命によって支えられていますが、私達が噛み付いても悲鳴を上げることはありません。何故でしょうか? それは人間が持つような、宇宙の法則に常に反対している自由意志を授けられているような心を持っていないからです。





【解説】

リンゴは私達人間とは違って、痛みや苦しみに対し、叫びを発するような反応を示さないからといって、人間に比較して鈍感であるとか、知性が無いという話ではありません。

本項で著者が言いたいのは、そのような苦痛を訴える、人間のような意志を持ち合わせていないということです。人間は自分の身を守ることに汲々としており、わずかな痛みも本人の関心を集中させる程です。しかし、リンゴはただ黙って身を任せ、他の生きものに役立つことを良しとしています。

植物一般にそうなのですが、与えられた環境の中で、最大限の努力をし、自らを成長させますが、その成果(果実)は自ら享受することなく、他者に役立つ道を選びます。稔りの時期には人はもとより、鳥や獣等、多くの生きものが植物の実を生きる糧とすべく集まって来ます。奉仕する者の周りに人々が集まるのと似ています。

人も同じこと、人生の稔りの時期を迎えた後は、その成果を多くの人々に分かち与え、やがて寿命を終える時まで、役立つ存在であり続けたいものです。


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