ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落139 [2012-08-01]

139 It is man' s duty as the highest expression of intelligence to understand all of life's phases in relation to himself.

139 英知の最高位の表現物として自分自身との関連におけるあらゆる生命の側面を理解することは人間の義務です。





【解説】

万物における最高位の創造物である人間に対して、課せられている義務は「労」に汗することではなく、あらゆる事物、あらゆる生命諸相を理解することだと説いています。つまりは私達人間は他の様々な創造物から恩恵を受けて生きている訳ですが、先ずはそれら様々な創造物について学び、その生命活動を理解することが必要だということです。

その為には各々の生きもの達がそのような生活を送り、他のもの達と相互依存の関係にあるか等々、私達の暮らしと関係づけて理解することが必要です。その点について、日本人は飛びぬけて優れた感性を有しているように思います。先日、四国松山を訪れる機会がありましたが、正岡子規をはじめとする近代俳句の中で写生(自然観察)が尊ばれたことを知りました。日常的な自然観察の中で自分達の暮らしと気象を含めたあらゆる創造物を理解する心境の表れの一つに俳句があるように思われます。

この姿勢には目標の為にガムシャラに働くことや自らの願いを実現すべく一心に祈るような姿は含まれていないように思われます。それらの欲求はしばし脇に置いて、目の前の自然を理解することを最優先に人生を歩めと言っているように私には思えます。


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