097 We can use the television set again, as a good example. The set in itself has no power or intelligence. But there are instruments in it equivalent to the brain or mind of man which cannot act until the power is turned on. When this is done, intelligent expression follows. Let us say that the intelligence is inhaled into the set through the ether or radio waves which carry the message. And as they come into the set the expression takes place, and not only the message comes through, but the individuals are shown as a living image on the screen. As I understand it, there are 80 different frequency channels in this nation over which programs are carried. Each channel is separated from all the others, yet some are so close that they encroach upon another. This calls for a very fine instrument to keep them separated. All channels use the same power and the same law, but there are sets that can only pick up a few channels. Yet all must depend upon the power and the ether waves to be of service. And they must inhale and exhale the waves to have the continuence of the program.
097 テレビ受像機を再び好例として述べましょう。テレビ自体には電力も知性もありません。しかしその中には電力が入れられない限り行動出来ない人間の脳や心に相当する装置があります。それが為されると、知性的な表現が続いて起るのです。メッセージを運ぶエーテルもしくは電波を通じて知性がその受像機に吸込まれると言うことにしましょう。そしてそれらが受像機に入るや、表現が起りますし、スクリーンに個人が生きているイメージで映し出されます。私の知る限り国内には番組を放送している80の異なる周波数チャンネルがあります。各々のチャンネルは他と分離されています。この為、それらを分離し続けるにはとても繊細な装置が必要になります。全てのチャンネルは同一の電力と同一の法則を用いていますが、中には数チャンネルしか受信できないテレビもあります。しかし、全ては機能を発揮する為電力とエーテル波に依存しているのです。そしてそれらは番組を継続する為にはこれらの波を吸込み、吐き出す必要があります。
【解説】
人体をテレビに例える本項は、私達が宇宙の生命力や時々の印象の感受、表現者としてどのように機能しているかを私達に明示しています。電気店に陳列されているテレビは確かに優れた装置であり、最近では緻密は映像と多数のチャンネルを受信できるようになる等、従来に比べても進化の度合いは目を見張るものがあります。
昔のテレビと比べれば、確かにその能力は進化していると言えるでしょう。しかし、どうテレビが進化しようとも、コンセントから電気が供給され、放送番組が空中に流れていなければ、テレビは番組を再現することは出来ません。人間も同様にいかに肉体が健全であったとしても、肉体に外部から生命の源となるパワーが供給されなければ、生きものとはならない訳です。これは呼吸が関係しているとアダムスキー氏もどこかの講話の中で述べられていたことを思い出します。人体が生けるものとなった後は、電波に類似した印象を呼吸することで必要な英知を表現することになる訳です。
従って価値があるのはテレビではなく、それで表現(再現)されている映像の側にあるのだと思います。私達人間はテレビにように表現者であり、他の者達にその番組の価値を伝えることがその存在意義なのです。数多くの表現(印象)がある中で、どれほど上質の源泉からの印象を体現し、他の者の進化の助けとなるかが肝要なところです。
第03課 段落096 [2012-05-30] <<
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