ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落076 [2012-04-23]

076 So the mind does not have to go far to learn. For it can learn from the form through which it works if it humbles itself to the knowledge within the form. We can now see where the saying "man know thyself and you shall know all things" originated, for all creation is governed by this law. And there is no greater truth than this that has ever been spoken.

076 ですから、心は学ぶ為に遠くに行く必要はないのです。何故なら、形あるものの内部にある知識に心自らが謙虚になりさえすれば、心は形あるものの働きを通じて形あるものから学ぶことが出来るからです。私達は今、「汝自身を知れ、そうすれば全てが分かるであろう」という言葉が何処に起原を持つかを知ることができます。何故なら、全ての創造がこの法則に支配されているからです。そしてこれまで語られた中でこれほどに偉大な真実はありません。





【解説】

「ご自愛下さい」とは、日本で良く用いられる言葉です。「身体を大切にして下さいね」という意図で使われる訳ですが、その含む内容には深いものがありそうです。この場合、「自分を愛する」という表現の中には、真の自分の上にあぐらをかくエゴを溺愛するという意味は無く、本項で言う「自分を支えて呉れている肉体、更にはそれを機能させている生命の本源」に対して、感謝し、いとおしむようにと諭しているものと思われます。

表面的な認識力しかない「心」を取り囲むように肉体や意識が存在し、その中に全ての英知が詰まっていることは、細胞一つ一つのDNAが全ての生命に共通する基本配列を有しながら、多様な情報を保持していることからも理解出来ます。

それゆえ、私達は周囲に当面の理解者が居なくても、また身近に豊かな自然が無くても、自分一人で自身の肉体細胞と生命の根源である意識と呼ばれる活動的な英知から、いつでも必要な知識を学ぶことが出来るのです。

その為の唯一の前提は自身がそのような贈り物を身近に持っていることに気付くことです。既に十二分に持っているのに、その在庫に気付かず、外にそれを求めて時間や費用を浪費してしまうケースこそ、問題にすべきなのです。


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