ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落075 [2012-04-20]

075 We have been taught that the mind is the man as well as the knower. But as the mind is an effect, this statement is far from the truth. Yet within the form of man lives the knower. If the mind would humble itself and become the observer of the form through which it works, it would soon realize how little it does know. i.e. There is no question in our minds that we have brilliant people in the world, for the new inventions in the recent years prove this. In the field of electronics the things that are done could be called miracles. Things like correcting instruments from earth that are many miles out in space, and talking back and forth with a man in a capsule orbiting the earth. These accomplishments only show the potentials of the human mind when it listens to the guidance of consciousness. Yet with all of the knowledge at present there is not one man in the world that can create a human form and have it function as we do. But within the form there is that knowledge which manifests every day in the birth of children. Not to mention the thousands of other form creations.

075 私達はこれまで心こそが人間であり知る者であると教えられて来ました。しかし、心は一つの結果であり、この声明は真実とはかけ離れています。しかし、人体の内側には知る者が生きています。もし心が自らを謙虚にし、その知る者が人体を通じて働く様子の観察者になるならば、心はすぐに心がいかに少ししか分かっていないを自覚することでしょう。つまりこういうことです。世の中には素晴らしい人々が私達の中にいることについては疑問はありません。近年の新たな発明がそれを物語っています。エレクトロニクスの分野では為されている物事は奇跡と呼ばれても良いでしょう。宇宙空間に何マイルも離れている装置を地上から修正するようなことや、地球を周回するカプセル内の人間と相互に交信するようなことがそれです。これらの成就した出来事だけでも人間の心が意識の指導に耳を傾けた時に発揮する人間の心の可能性を示しています。しかし、今日の知識の全てをもってしても、世界中に一人として人体を造り出し、それを私達同様に機能させることが出来る人はおりません。しかし、その人体の内部には毎日、赤子の誕生として現出する創造的知識が備わっているのです。その他、何千もの他の創造物についても言うまでありません。





【解説】

私達が通常、「自分」と呼んでいるものの正体は何であるかについて、本項は解説しています。実は、日常、私達の行動を支配している「心」なるものは、大して内容の無い存在で、問題が多いという訳です。それらが人間の主人公で居られるのは、ひとえに身体内部にある英知のお蔭だという訳です。

そして、心自体は発達しなければなりませんし、その発達につれて成し遂げ得る内容は、驚くべき高度なものにすることが出来、その意味では創造主の似姿としての潜在能力を有していることになります。

一方、私達の心が学ぶべき内容は無限に広がっており、身近に溢れています。つまりは、遠い図書館や離れた導師に逢えなくても、身の回りにはその生きた教材は無尽蔵に提供されています。

野原の花の一つであっても、詳細に観察すると、その形状や色彩、虫達とのつながり等、多くのことを学ぶことが出来、私達が素晴らしい天国に住んでいることを自覚出来ます。これらの生きとし生けるもの達との交流の中から、自分の「心」と生命の本源についての関係を学ぶことです。


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