ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落065 [2012-04-06]

065 The first workers that he engages are what could be called of the lowest talents. For they will be the ones responsible for the ditch in which the foundation of the building will be laid. And without which the building could not be built.

065 最初に雇う労働者は最も低い才能の者達と呼ばれるかも知れません。何故なら彼等は建物の基礎を置く為の溝を受け持つ人々であるからです。しかし、それ無しでは建物を建てることは出来ません。





【解説】

本項で言うところは建物を建立する際には、何処でも見られる光景であり、基礎・土台はその後、その上に立つ建物を支える重要な存在です。考古学ではしばしば、地中の土台しか残っておらず、その礎石の配置や大きさから当時の建物の規模を推定することすら行われます。

しかし、一般にはこれらの仕事は、比較的職業差別の少なくなった日本でも、つい最近までは「3K」職場として嫌われて来ました。諸外国の多くは職業の差別感は根強いものがあり、各々の仕事を担う者が完全に分かれている等、仕事の別による差別意識は高いようです。

本項の場合、著者は人間各々の能力(才能)は様々であり得ることは認めたにしても、その意義と価値は皆等しいことを説いています。職業の貴賎無しという意味はそれらが全て創造の御業を担う意味合いに立つことで、はじめて理解できるという訳です。


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