ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落027 [2012-02-10]

027 We can observe that life lends itself to all nature without divisions. And it seems that man's free will has separated him from his natural expression of life.

027 私達は生命は分け隔てなく自然全てに自らを貸し与えていることに気付きます。そして、人間の自由意思こそが人間を生命の自然な表現から分離させて来ているのです。





【解説】

本文で言うように生命が分け隔て無く万物に等しく自らを貸し与えていることが大切なところです。逆に言えば、その実際を観る為に何か特別な努力は不要であり、身の回りのあらゆるものの中に生命が現れているということです。

その生命の現れの中に私達が目指すべき生命の自然な表現を見ようとすることが大事だということでしょう。季節に応じて各々花をつける草木をはじめ、鳥や虫達の鳴く声は皆、活気ある生命を表現しています。これらの表現が何故万物の頂点に立つ人間だけが出来ないのでしょうか。

過去の悔悟、未来への不安を持たぬその日暮らしの他の生きものには苦悩は分からないという人間も居るでしょう。しかし、それ以上に大切なことはこの生命に対する絶対的な信頼なのだと考えています。「野のユリ」の例えのように、圧倒的に他の生きものは因なる存在に信頼を寄せており、その恵みを素直に享受しているというところでしょう。そうする中で自らを通じて因なる生命を結果の世界に表現する経路としての役割を務め、その姿を創造主は良しとしているのかと考えます。


第01課 段落026 [2012-02-09] <<  |  >> 第01課 段落028 [2012-02-13]