ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落017 [2012-01-27]

017 Do not be afraid of making a mistake. But when you are aware of making a mistake, correct it as soon as possible, for if you do not, it could be a block in your progress. But do not feel badly, for that could cause you to be too cautious. Remember at all times that mistakes are the result of wrong application through which we learn the right procedure. And experience is necessary for the expansion of knowledge.

017 過ちを為すことを恐れないで下さい。しかし、過ちを為したと気付いた時は、一刻も早くそれを正しなさい。何故なら、そうしないと、それはあなたの進歩の障害になるかも知れないからです。しかし、くよくよ思ってはいけません。あなたを余りにも用心深くさせることになるからです。いつも過ちは間違った応用の結果であり、それらを通じて私達は正しい手順を学ぶということを覚えていて下さい。そして体験は知識の拡張に無くてはならないのです。





【解説】

本項では私達がしでかす過ちはただ法則の誤用なので、そこから過ちの原因を学び取って、次に生かせば良いと諭しています。もちろん、過ちは本人の責任であって、因の責任ではないのですが、決して相手を責めることなく、優しく教えていることに留意すべきでしょう。また、失敗そのものについての姿勢も学ぶところが多いように思います。つまり、過ちの結果の重大性には一瞥も与えず、深刻に考えずに、次なる機会で正しい行動をとるように教えています。

言い換えれば失敗を恐れず、体験を大事にしながら、前進したら良いと説いている訳です。そこには創造主の優しいまなざしがあり、様々な体験を通じて、次第に目的地に近づく者達を見守る存在を感じさせます。

人生の中では一見したところ本人の努力にも拘らず、一向に成果が現れない時期もあろうかと思います。それはこれまでの各自の歩んだ道程の違い、その他の条件が各自によって異なるからです。しかし、決して悲観的になることなく、気軽に構えて法則の応用の仕方、例えば日常保つ想念の選択や印象への警戒態度について少しずつの工夫を通じて、そこから得られる結果と突き合わせることで法則を学ぶことも出来る筈です。長い人生の中では過失を通じて何を学ぶかが最も重要なのだと考えます。


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