ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第18章 段落194 [2011-10-07]

194 In the cosmic book of memory, often referred to as the Akashic Records, there lies the story of action as it has passed through millenniums of time. The ever-active fingers of consciousness have inscribed upon the Primal Essence of the Cosmos the indisputable and indestructible pattern of all motion and manifestation. The history of man as written upon the tablets of stone or upon parchment or paper is but a limited record of existence and is easily lost to the knowledge of future generations, but the Cosmic Record is a permanent structure and he who is able to read therefrom need have no missing pages in the history of life.

194 しばしばアカシックレコードと称される宇宙の記憶の書の中には、何千年もの時を経る行動の物語が眠っています。常に活動的な意識の指先は宇宙の根本的本質の上に全ての行動と創造の現出のパターンを刻み付けて来ました。石板や羊皮紙あるいは紙に書かれた人間の歴史は存在が限られた記録でしかなく、将来の世代の知識に対して容易に忘れ去られるものですが、その宇宙的記録は永久の構造を持ち、そこから読み取ることが出来る者にとっては、生命の歴史において如何なるページも失われることはありません。





【解説】

アカシックレコードが何処にあるか、それがどのようなものであるかについて、私自身は体験もなく、残念ながら知る者ではありません。しかし知る者が居ることは確かであり、何より、こう述べたアダムスキー氏をはじめ、進化した他惑星人にとっては容易にアクセス出来る位置にあるもののようです。

その記憶の形態については全くの推測ですが、本文中の著者の「パターン」という表現に注目すべきかと思われます。ご存知のように生物の遺伝情報はDNAやRNAといった核酸物質によって保持・伝達されますが、その内容はA,G,C,Tと略称される4種の塩基の並びから構成されるという、ある意味、簡単な仕組みになっています。これら4種の塩基の配列パターンが全ての遺伝情報を持っている訳です。

また、「生命の科学」の段落160に「科学者は生命における体験の記憶はその身体の細胞内に記録されることを最近発見しています。そして人体は何兆もの細胞からなっているのです。そして個々の細胞は過去と現在の行動や未来の行動に関する記憶パターンとを運ぶ何千もの分子から構成されています。」と述べられているように、人間の記憶についても分子に記憶されると述べられています。そして更には、こうした分子・原子の振動数の中に本項で言う、アカシックレコードが記録されているのかも知れません。


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