16 THE CHEMICAL UNIVERSE
176 There is nothing in this world that does not speak the universal language and reveal the secrets of the Cosmos if we are alerted to the frequency of that which we observe. It is through this small world of ours that we can gain our understanding of the cosmos, and such knowledge can come through unceasing research regarding the elements which compose our earth, atmosphere, and the various forms upon the earth.
第16章 化学的な宇宙
176 私達が観察するものの周波数に私達が機敏であれば、この世界で宇宙普遍の言語を語り、宇宙の神秘を明かさないものは何一つありません。私達が宇宙の理解を得ることが出来るのはこの私達の極微の世界を通じてであり、こうした知識は私達の大地や大気、そして地上における様々な形あるものを構成する元素に関して絶え間ない研究を通じてもたらされることが出来るのです。
【解説】
私達が生きる上で最も必要な知識は各元素の声とも言うべき微小な波動から来るとしています。それも単なる紙の上の知識でなく、直接的に各元素が持つ英知とも言うべき知識にアクセス出来ることが重要な点です。
また、注目すべきはその道に至るには自らの心をこのような極微の動きも察知出来るよう鋭敏にして置くことの重要性です。心が騒いでいても、また心の関心事が他に向いていても、この極微の動きには気づきません。
そのように考えると人の価値はこの感受性にあることがわかります。同じ作品を見て、感動を覚える人と何らの関心も示さない人とでは大きな違いがあることが分かります。小さな生き物を見て、自分自身との関係を実感出来るか否かは大きな違いです。昆虫画家、熊田千佳慕氏の絵本の中の昆虫達は、それ自体、人間よりも大きな存在として描かれています。この絵本作家はミクロな世界にも卓越した感性を持っていたように思います。
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