ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章 段落154 [2011-08-03]

154 A person may quiet the body through a form of self-hypnosis, but this is not relaxation, for it destroys the free action of the body elements. The body is composed of tiny cells in each of which there is a spark of potential energy capable of unlimited radiation. This spark or nucleus within each cell is the animating energy of the body, but because the particles surrounding this central force are generally held in the tense state they act as barriers or resisters to the energy within. When this tense condition is released the outer substance composing each cell becomes receptive to the energy at its center and is set into a higher frequency through the action of the interpenetrating force.

154 ある人は自分の肉体を自己催眠の形を通じて鎮めるかも知れませんが、それはリラクセイションではありません。何故なら、それは肉体の構成要素の自由な活動を破壊しているからです。肉体は小さな細胞から構成されており、それら一つ一つの中に無限の放射能力が秘められたエネルギーの生気があるのです。この生気、もしくは細胞核は各々の細胞の中にあって、肉体の活動的エネルギーとなっています。しかし、この中央の力を取り囲んでいる粒子群が極度の緊張状態にあって、内側のエネルギーに対する障壁や抵抗になっています。この緊張状態が解放されると、各細胞を構成するその外側の物質は中央部にあるエネルギーを受け入れることが出来るようになり、その貫通する力の活動を通じて、より高次な振動数にセットされるのです。





【解説】

本項で述べられている事柄は、この「宇宙哲学」を通じて、最も大事なことのように思います。物事の相似性、相関性については、これまでも繰り返し述べられてきたところですが、私達の肉体細胞について言えることを本項では、さり気なく述べられています。

それは「核」という要素が、配下の他の要素を活性化させる原動力であるということです。大は太陽系の中心である太陽が各惑星を養い、小は原子の構成の中心の原子核が莫大なエネルギーを秘めていることは私達も学んでいるところです。その中間の生物体においても各細胞には細胞核があり、核酸と言われる遺伝情報物質をベースに細胞を増殖させたり、様々な生命活動を担っていることは、私達の知るところです。

更に、問題となる私達の精神行動が、それら細胞レベルに影響を及ぼしているとする点が重要なのです。特に細胞核を緊張した分子が取り囲んで、細胞核からの生気の放射を妨げていること等、私達の身体に染み付いた旧来の生き方が、本来の生命力の発現を妨げているとしている点は重要です。

このように、単なる精神主義でなく、私達の精神活動が実際の現実世界と如何に繋がっているかを学んで行く点が、アダムスキー哲学の優れている所です。まさに「生命の科学」という表現に相応しい内容となっています。


第14章 段落153 [2011-08-02] <<  |  >> 第14章 段落155 [2011-08-04]