ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第11章 段落122 [2011-06-17]

122 The second birth does not necessitate the death of any form of consciousness nor the death of the body; it necessitates only the uniting of the two phases of consciousness into the awareness of oneness. The second birth produces unlimited awareness, uniting heaven and earth. The sense consciousness and the all inclusive consciousness become equally balanced and man begins to learn about the Cosmos.

122 第二の誕生は意識の如何なる形式の死も、肉体の死も必要とするものではありません。それは唯一、意識の2つの側面を一体性の自覚の中に統合することだけを必要とします。第二の誕生は無限の気付きを作り出し、天と地とを一つに結び付けます。感覚の意識と全てを包含する意識は互いに等しくバランスし、人は宇宙を学び始めるのです。



【解説】

本章冒頭(119)にあったイエスの言葉「第二の誕生」について、アダムスキー氏は本項で更に説明を加えています。第二の誕生を「生まれ変わり」とも言い換えることが出来ますが、その意味は因との統合性にあるとしています。因である「天」と現象(物質界)である「地」とを一つに結びつけることだと述べられています。

筆者の力量の限界から、詳しく表現することは出来ませんが、古来からその一体感とはどのようなもので、そのような心境、或いは視界になるのか、関心が集まっていたものと思われます。即ち、イエスや仏陀の周囲に集まる人々、更にはそのような悟りを得たと称する数多くの教祖に人々が魅力を感じるのも同様です。

もちろん、教師に付くことは早道かと思いますが、信頼できる教師が見当たらない昨今の状況では、各自、自らの内側にある因の導きを頼りに自習することです。また、本項を読むと分かることは、とかく現世のものを捨てることで達成するかという話もありますが、本項ではそのようなことを一切、推奨するものではなく、物質と因との両方を等しくバランスさせよとしている点に注意が必要です。私達はとかく、"1"か"0"かのどちらかを選択しがちですが、物質と意識を等しく融合させる心境が重要だということでしょう。


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