ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第08章 段落086 [2011-04-22]

086 The desire within all men to understand themselves is increasing tremendously. Theory upon theory has been advanced in the endeavor to throw some new light on the subject. Of late years we have heard a great deal concerning the senseman, and the control of the senses as a means of living above conditions and environments, yet we are still struggling under a misconception concerning them.

086 自分自身を理解しようとする全ての人の内側にある願望は驚くほど増えています。理論に次ぐ理論がその課題に何らかの新しい光を投げかけようと努力の中に繰り広げられて来ました。昨今では私達は、状況や環境を超越して生きる手法として、感覚人や感覚の制御について多くを聞いていますが、それでも私達は未だ、それらについての誤解の下であえいでいるのです。





【解説】

本項で言う「自分自身を理解しようとする理論」とは、心理学のことを指しているのかと想定されます。とりわけ米国では学問分野として研究が盛んであったようです。また、いわゆる自己改革、自己改造等の啓発書も盛んに出版されていたようです。これらの多くは、いわゆる「ハウ・ツー」ものが多いように思われ、個人的には好きではありませんが、米国においてそうした精神世界についての探求に関心が高いことは注目して置きたいところです。最近では、更に様々な啓発者が現れて、積極的に活動しています。

これら人間の内面の理解と開発は、本講座と目的を同じくする訳ですが、本項ではそれらの多くは大事な部分での誤解の下に構築されている為、本来の答えに容易にたどり着けないことが多いと忠告しています。

その最大のポイントが、本章の人における感覚反応の影響が大きいこと、即ち、文中、「Senseman(感覚人)」と呼べるほど、既存感覚に依存した生活を送っている実態にあるということにあります。


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