ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第06章 段落076 [2011-04-08]

076 The sense mind personifies the impressions received and distorts them with self opinions. If the radio ethers are disturbed we on the receiving set get the disturbance called static, which means that we cannot get the program clearly. This is also true with man, for when the mind of man is disturbed that which is coming from the broadcasting station of consciousness is not revealed perfectly and matter goes into action with a distorted conception of its mission. The result is a state of confusion within the body. Cosmic consciousness is never confused, it is always in a unified state, so the harmonious manifestation of an idea depends upon the stillness and impersonal attitude of the mind. A clear peaceful mind will always bring desirable conditions. A disturbed mind will cause distorted conditions.

076 感覚心は受信した印象を属人化し、自己の意見で歪めてしまいます。もしラジオエーテル波が妨害されると受信機の所にいる私達は雑音と呼ばれる攪乱を受け、その結果、私達は番組をはっきり聴取することが出来ません。これは人間についてもまた同様です。何故なら人の心が攪乱されると、意識という放送局から来るものが完全には明らかにならず、その使命の歪んだ概念による行為に物事が進むからです。その結果、肉体の中が混乱の状況になります。しかし、宇宙的意識は決して混乱はしません。それは常に統一化された状態であり、その為、アイデアの調和ある現出は心の静寂と非個人的な姿勢に依存しています。明晰で平穏な心はいつも望ましい状態をもたらすでしょう。一方、混乱した心は歪んだ状態をもたらすでしょう。





【解説】

せっかく宇宙意識からの想念メッセージを受信できたとしても、そのチューナーであるべき心が、その受信内容に勝手な解釈を加え歪んだ情報に変質させるという問題があります。自我(エゴ)が好ましい方向に強引に解釈を加え、あたかも自我を肯定するようにメッセージを改変するという訳です。しかし、心によって付け加えられた要素は真実でない以上、その実現性は乏しく、それをまともに受けた肉体細胞は混乱してしまうことになります。

そのような画策を起こさないよう、私達は自身の心を見張る必要があり、どのような場合、どのような状況においても心を落ち着かせ、穏やかな状態に保つことが必要です。電波に乗って貴重な番組は常に各々の受信機に向けて放送されていますが、それを受信する各自の心がそれら電波を受信して忠実に再現しなければ、価値あるメッセージを受け取れないことになります。


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