ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落049 [2011-02-23]

049 So it is with the Song of Creation - each atom of substance is used eternally, now making up a rose bush or a tree; now mingling within man, now in the beast; descending into form and then once more ascending to invisibiltiy; expressing through fire, water, earth and air, and ether finer than man can know; from the coarse pulsation that produces stone to a motion higher than the speed of light; from radiation down into vibration and back again the Primal Essence moves. From the formless into densest matter and back again into the higher state, each atom relative unto all others, cooperating and exchanging places.

049 ですから、物質の原子は創造の歌と一緒に用いられており、今はバラの茂みか木を作る為、また今は人体の中で混合され、あるいは今は獣の中に混じっています。形あるものに降下し、次には再び目に見えない存在に昇華します。炎を通じて、あるいは水、大地や空気そして人が知っている以上の精緻なエーテルを通じて表現されています。また、石を作り出している粗い振動から光の速さより高い運動に至るまであります。放射線から低下して振動に至るまで、そして再び原初の真髄は動きます。形なきものから最も密度の高いものまで、また逆に、より高次な状況にまで、各原子は他の全てとの関連において協力し合い、互いに場所を交換しています。





【解説】

段落(046)から続く本項はrelativity(相関性、つながり)について説明しています。その中で原始は様々な創造物に用いられることによって下は黙っている鉱物から植物、動物、更には人間の身体を作る為に活用され、遂には宇宙空間のガス体の一部になって次の活用の機会を待つことでしょう。何千億年、あるいはそれ以上の長い年月の間、原始は様々な形あるものに活用されながら、自身の体験を蓄えて来ました。

人体には60兆個もの細胞があるとされており、それら一つ一つが膨大な数(10の14乗個程度)の原子から成り立っていることを考えれば、これら壮大な宇宙ドラマが私達自身の身体についても起こっていることが分かります。一つ一つの原子や細胞、あるいは人体ももちろん単独で存在するように見えますが、その営みは他の多くのものと関連するなかで、各々の行程を歩んでいる訳で、一度として単独で目的を達することはありません。相互に切り離せない深い関係の中で生きて行くことを私達は学ばねばなりません。


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