ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第02章 段落014 [2010-12-30]

014 Let us, therefore, get down to real analysis. Just what is the truth about truth? You have said that it is Reality and if I were to ask you to define reality you would be compelled to admit that it is that which has actual existence, and yet you speak of the real and the unreal. You have a set standard for Reality. Does not everything that is known have apparent existence? How else should it have become known?

014 ですから、真の分析に取り組みましょう。真理についての真実は何かということに対して、あなたは真理とは現実だと先に述べましたが、もし私が現実を定義するようにあなたに問えば、あなたはそれは実際に存在するものだと認めざるを得ないでしょう。そしてあなたは現実と非現実について話していることになります。あなたは現実性に対して固定化した基準を設けていることになります。しかし、これまで知られているもの全ては、明白に存在していないのでしょうか。そうでなければ、どうして知られるようになったのでしょうか。



【解説】

「真理とは何か」という古代からの命題に対し、真理は現実性だと答えた者への質問です。この場合、元来の問いはイエスの「真理はあなたを自由にするだろう」と言った意味での「真理」であり、私達地球人が体得しなければならない境地を指すものと思われます。

その真理に対して、単にそれが現実に存在するものだと一口に言ってのけるのでは、未だ不十分だと著者は述べているように思います。そもそも現実と言った場合、その対称に非現実性という概念があることを著者は指摘しているからです。現実性があるものとそうでないものを識別していると言っている訳です。

本文から、私達が見聞きしたもの、それは想念の世界の段階であっても、現実の世界の中のものであっても、両者に存在の差異は全く無い、私達が思いつくものはやがては現実化するのだと言っているように、私には思えます。


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