ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第02章 段落013 [2010-12-29]

013 Those who are idealistically inclined will answer, "It is reality!" And those who are founded upon a cold scientific basis will answer, "Fact." Others will say that truth is that which is opposed to untruth or is that which is good. To those who gave the first two answers I shall say you are correct so far as you have gone but I shall proceed to catch you in a net of your own weaving. The latter answer that truth is that which is good is utterly misconceived and evasive.

013 理想的な傾向がある者は、「それは現実だ」と答えるでしょう。また冷徹な科学的基礎に立つ者は「それは事実だ」と答えるでしょう。他の者達は真理とは偽りに対立するものだ、あるいは良きものだと言うでしょう。その最初の2つの回答を出した者については、私はあなた方がそう言う限りにおいて、あなた方は正しいと言うべきでしょう。しかし、私は更に進んであなたをあなた自身の編目で捕らえようと思います。一方、真理とは、良きものだとした後者の回答は全くの誤解であり、言い逃れです。





【解説】

私達が求めている「真理」は何か、どのようなものかについて、改めて問われると、実は返答に窮します。それほどに私達は自分達がそもそも何を求めているかについてすら、理解していない訳です。

ここでは、よくありがちな「真理」とは「良きもの」という概念は、全くの誤解だと著者は解説しています。真理は文字通り、善悪を超えたものであるという訳です。私達の目には、残虐非道に見える事柄も、時において自然界では起こっており、それらが生態系の調和を整えていることも確かです。

私達が善悪というような裁きの視点を超えて、大自然、大宇宙を流れる原理を最重要なものと見詰めること、それらと同化し、自らその表現者にならんとすることが大切なところです。


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