ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第02章 段落010 [2010-12-24]

010 Many generations ago when the Roman Empire was at the height of her glory and the weight of her dominance was felt by a host of people there arose in her midst a master mind who said to those oppressed, "You shall know the truth and the truth shall make you free." And the people eager for deliverance, cried out, "The truth! Give us the truth that we may be free!" They were told the meaning of truth but they could not comprehend and so we hear the echo of those words and of the billions like them quivering down the ages with an insistent appeal - "The truth! what is truth?"

010 何世代も前、ローマ帝国が栄光の絶頂にあって、その支配の重圧が多数の人々によって感じられていた時、その只中に抑圧された人々に「あなた方は真理を知り、そして真理はあなた方を自由にするでしょう」と言った一人のマスターの心の持ち主が現れました。そして抑圧からの救出を求める人々は、こう叫びました。「真理!私達が自由になれる真理をお与え下さい」と。彼らは真理の意味を教えられましたが、彼らは理解できず、私達は以来、何世代も揺れ動くひとつの一貫した訴え、「真理!真理とは何か?」という言葉のこだまや何十億という類似した声を聞いています。





【解説】

テレパシー(376)でも述べましたが、アダムスキー氏はイエスの周囲の当時の状況について、実に詳しく知っていたようです。本項もその一つで、私の記憶では聖書にこの部分に相当する記載箇所は残っていないように思います。

さて、若干、英語のニュアンスについて申し上げます。本文中の"You shall know the truth"その他の"shall"の意味についてです。もちろん未来形の「○○するようになるでしょう」が意味ですが、更に詳しく言えば、むしろ「○○しなければならない」というような命令的な意図が含まれていることに注意したい所です。ISOの本文の記述やマッカーサーの"I shall return"の場合のように、「必ずや○○すること(になる)」という具合です。

真理を求めてさまよう私達はイエスの時代から文明としては随分と進化した今日にあっても、その基本的な姿は変わりなく、真実を外に、現象の世界に求め続けているという訳です。


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