ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第02章 段落008 [2010-12-22]

2. Introduction

The Truth about Truth

008 Political factions are clamoring against each other for the right of opinion; philosophers and scientists are arguing about the truth of their various theories; all over the world conflicting thought centers are springing up, each professing itself the only dispenser of the absolute truth and man finds himself wondering just what is truth.

2 まえがき

真実についての真実

008 政治の党派達は互いに意見の正しさを巡って大声を出して主張し合っています。哲学者達や科学者達は自分達の様々な理論の真実について議論しています。世界中で互いに争っている思想の諸々の中心が急速に出現し、互いに自分だけが唯一絶対的な真実の提供者であると明言しており、人はただ、何が真実であるか知ろうと思い巡らせているのです。





【解説】

この宇宙哲学が書かれた当時、地球は共産主義の台頭、また、各地での民族独立運動があり、その状況を示唆しているものと思います。しかし、現代でも国内外ともに、政治の世界、あるいは思想哲学の分野でも、本項に書かれていることが日常的に行なわれています。他惑星の文明に関しても、様々な著者や団体が、自らの正当さを主張し合っていることも確かです。

こうした中にあって、何が真実かを見極めるのは容易ではありません。かつて、アダムスキー氏の最初の著作である「宇宙のパイオニア」の本物を見たことがあります。その奥付けには、確か「Good Luck To You」というアダムスキー氏の寄せ書きが書かれていたように記憶しています。「本書を読んで、何かが得られますように」「あなたの未来が素敵なものになりますように」というアダムスキー氏のメッセージがそこにありました。

この宇宙哲学も著者は、ただ、私達各自の教材として提供し、中から得るものを得て下さいと言っている訳で、その成果を摘み取るのは、私達自身です。真実を求めるなら、この書の中にありますと言っているのです。








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