ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 4章 段落369 [2010-11-09]

369 This is what the average person does to the thought that impresses itself upon his consciousness. Consequently, instead of getting the clear impression of the attentive student, he receives disconnected fragments

369 これが平均的な人間が自分の意識に印象づける想念に対して行っていることです。結局のところ、注目し続ける生徒が明瞭な印象を得るのに対し、彼は互いに繋がりのない断片を受信するのです。





【解説】

仮に印象を受信しても、受け取る心の側がその内容にわずかな違和感があったとすると、直ちにその流入経路を遮断し、類似した他の源泉のものを摂取しがちになり、その結果、元々受信した印象の意味を見失ってしまいます。印象の流れは高速とされていますが、私達の心はおそらくパソコンの通信速度の場合と同様、その受信能力の低さから全体の受信にはかなりな時間を必要とするものと思われます。

その結果、その間の心の勝手な判断により、印象が途中で中断し、代わって他の源泉からのものが入り込んだ場合、心が困惑するのは当然です。一連の繋がりがあって初めて意味を持つ訳で、物事の関連性を理解することがいわば悟りのポイントなのでしょう。

断片だけの印象は逆に人を迷わせることにもなりかねません。私達は静かに印象の送信者が何を伝えたいと思っているかを第一に考えなければなりません。


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