ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落360 [2010-10-25]

360 When we analyze life closely, we find it conforms rigidly to immutable laws. For all its apparent complexities, life is the soul of simplicity.... a symphony of harmonious, synonymous motion. We also will find that the inspiration for the first investigation came from some vestige of existing fact which impressed itself upon human awareness. So we must admit the reality of a language that is accepted, and acceptable, to the animate and the socalled inanimate. It is the soul of all action, all substance, and all force.

360 私達が生命を詳細に分析する時、私達は生命が不変の諸法則に厳格に従っていることを発見します。何故なら、その外見上の複雑さにも拘わらず、生命とは平易さの真髄、調和があり、同調した活動の交響曲であるからです。私達はまた、その最初の研究は人間の知覚作用に印象づけられた実在する事実の痕跡を元になされるようになったことを知るでしょう。ですから、私達は生き物にも、いわゆる無生物にも受け入れられた、あるいは受け入れられる、ある言語の存在を認めなければなりません。その言語は全ての活動、全ての物質、全ての力の真髄なのです。





【解説】

全ての答は大自然の生命活動の中にあるということです。生命体は外見上、様々な形態を持ち、各々独自の特徴があり、従来は各々を属や種に分類して来ました。一方、近年発展を遂げつつある分子生物学の分野では、全ての生物をDNAの遺伝子レベルで解析し、あらゆる生物がA(アデニン)、G(グアニン)、C(シトシン)、T(チミン)というわずか4種の塩基の組み合わせで成り立っていることを明らかにしています。また、最近では、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)法等により、特定箇所のDNA分子を増幅させることによって、これら塩基配列の解析が容易に出来る段階にまで至っています。生物における分子レベルの遺伝子解析は本文で言うsimplicity(平易さ)の典型と言えるでしょう。

私達の限られた知覚能力であっても、本項に述べられている通り、時折、これら生物や鉱物等のいわゆる無生物から印象が届くことがある訳で、その印象こそ、ありとあらゆるもののエッセンスであり、この上なく大切なものであることを教えているのです。


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