ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落329 [2010-09-06]

329 The so-called memories revealed while under hypnosis are usually due to one of two conditions. One, it is possible for the hypnotist unknowingly to suggest personal experience he has had to your mind; or you may receive strong thoughts pertaining to something he has seen or read that has impressed itself deeply upon his consciousness. Two, you may merely be recalling an incident that happened to you, which your sense-mind had forgotten; or it may be some information you read or heard in early childhood. We would be astounded at the information stored in our memories in this fashion.

329 催眠術の下で判明したいわゆる記憶とは、普通は二つの内、いずれかの条件によるものです。一つは催眠術者が知らずに自分の個人的な体験を貴方の心に暗示している可能性がありますし、あるいは貴方が催眠術者が自分の意識に深く印象づけられた何かを見たり、読んだことに関連した強い想念を受信した場合があり得ます。二番目は、貴方が貴方の感覚心が忘れてしまっていた貴方に起った出来事を単に思い出しているだけなのかも知れませんし、或いは貴方が幼児期に見聞きした何かの情報であるかも知れません。私達はこのようにして私達の記憶が貯えられていることに対して、仰天することでしょう。





【解説】

催眠術に関する本項をはじめとする一連の記述から、当時、米国において盛んに催眠術が取り入れられていたことがわかります。また、UFO遭遇事件に対しても詳細を覚えていない体験者に催眠術をかけて、その事件の全容を知ろうとする試みも多く行われてきました。

一方ではエドガー・ケーシーの事例のように、催眠状態になったはじめて何らかの人格が出現して過去の出来事の詳細や未来に起る出来事を予言するような事例もあります。しかし、このような本人が覚醒していない状態下で本人から発せ衣られる情報はその出所が明確でなく、その内容の真偽は別にして、私としては問題があると考えています。私達が目指したいのは、自らが覚醒している状態で、そのフィーリング(感じ)を感受し、内容を察知することだと思っています。また、同様に催眠術師に対しても私達は十分警戒した方が良いと考えているところです。


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