ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落320 [2010-08-20]

320 The greatest minds in the world today will not deny that all phenomena is the result of action. Here, we are dealing with that particular invisible vibration called thought, which, like light, travels out from its point of projection in millions of straight lines in all directions. There are billions upon billions of thought actions taking place in the universe. Like light, their vibratory radiation is a constant thing; traveling at a definite rate which never varies. These vibratory rays traveling through space at a certain speed will, according to the law of accuracy, contact or cross each other at a given point: producing predictable results. Anyone who has learned to turn his awareness to the state of universal interest, can consciously perceive these vibrations contacting; and from the reactions produced, can foretell the outcome before these actions have become visible to the recognized channels of sense.

320 今日、世の中の最も偉大な心達は、全ての現象は行動の結果であることを否定しないでしょう。ここでは私達は想念と呼ばれる特別な、目に見えない振動を取扱っており、その振動は光のように放射のポイントから全方向に何百万もの直線として旅出ています。宇宙空間では何十億の何十億倍もの想念活動が起っています。光のようにそれらの振動する放射線は一定に動きます。決して変わることのない一定速度で進行しているのです。宇宙を通して旅するこれら振動する放射線は正確さの法則に従って、互いに与えられた地点で接触し、互いに交差することでしょう。そして予想可能な結果をもたらすのです。誰でも自らの気付きを宇宙的な関心の状態に転換することを学んだ者は、意識的にこれら振動が互いに接触しているのを知覚出来、その際作り出される反応から、これらの活動が認識された感覚の経路に見えるようになる前に、その事態を予見することが出来るのです。





【解説】

これまでの想念を光の放射のように説明されて来た所です。暗い宇宙空間を貫いてどこまでも太陽の光のように進行して行く想念のイメージです。しかし、私達の日常生活の上からは、この想念を光と同じ性質である電磁波のように考えるとより分かりやすいかと思います。つまり、発信者からあらゆる方向に直線的に放射される電磁波が各地に伝播します。その及ぶ距離には際限がなく、仮に微弱な信号となったとしても突き進んで行く状況は、丁度、微弱な出力の無線でも受信側の感度が良ければ、地球の裏側までアマチュア無線が繋がるのと似ています。

さて大事なことは、本文にあるように、これら想念波が他の想念波と接触すると何か大きな力を発揮するとしている点です。以前にも述べたように、波の干渉縞のような想念の合成振動や共鳴現象のようなものかと思われます。その合成したものが力を発揮し、それら想念を表現する創造作用を引き起こすという訳です。

昔から、「因果応報」や「天罰」等、様々な言い表わし方がありますが、そもそも自分が発した想念が宇宙の何処かで反射する等により、発信者自らの所で、これら想念が具体化する現象を言い表わしているように思います。


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