ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落278 [2010-06-19]

278 Often, however, the loss of important telepathic communications - whether from animate or so-called inanimate sources - is not due to lack of interest, but due to a too intense interest; or a personal greed for knowledge. A thought, as we have explained, does not travel in a lump like a cannon ball, but in a series of waves. One complete thought may produce itself in fifty thousand individual undulations. Yet, nine times out of ten the instant a forerunner of a thought-message strikes the human brain the ego, if interested, will grab it and immediately tense the brain and body cells by concentrating upon the incoming thought. That sudden tensening of the cell activity is merely slamming the door in the face of the incoming thought. The five or six hundred impulses which found their way into our conscious brain cells before the door was closed, produced only a fleeting impression in our awareness; which, because we have received only a portion of the message, often results in a sense of confusion.

278 しかし、重要なテレパシックな意思疎通の喪失は生物からであれ、いわゆる無生物からであれ、関心の欠如に起因するのでなく、しばしば過剰な関心や知識に対する個人的な貪欲さにも起因しています。想念は私達が説明して来たように、大砲の弾丸のように塊で移動するものではありません。一つの完全な想念は5万個の個別なうねりによって自身を作り上げているかも知れません。しかし、10の内、9回は想念メッセージがエゴである頭脳を叩く瞬間、エゴが関心を示せばエゴはそれをつかみ取り、そのやって来る想念に集中することで、頭脳と肉体の細胞を即座に緊張させます。細胞活動をそのように急に緊張させることは、入って来つつある想念の目の前でドアをバタンと閉めていることに過ぎません。その扉が閉まる前に私達の頭脳細胞の中に入った500から600の衝動は私達の知覚の中に先頭の印象しか作り出すことが出来ませんし、私達はそのメッセージのわずかな部分しか受け取らなかったため、しばしば混乱の感じしか結果として残らないのです。





【解説】

印象(インスピレーション)を受け入れる際の姿勢について、これほど明解に解説している例を他に知りません。一つの想念が5万個の微小想念波から成り立っているとすることは重要です。私達は想念をこれまで、「瞬時に」と表現して来ましたが、実際には伝わるのにある程度の時間を要する波動状のものであることが分かります。

これに対して私達は時としてあまりにもせっかちであり、未だアイデアの全貌を受信していない間に騒ぎ立てて肉体細胞を興奮させてしまうという訳です。つまりは如何なる場合においても心身を穏やかにリラックスさせておくことが必要だということです。とりわけ、そのメッセージの送り主を信頼して、全体を受け入れることから始まります。この相手を受け入れること、話しを全て聞き入れようとする姿勢にはカウンセリングの対応が似ているかも知れません。やって来るアイデアの全貌が分った時点で、自分に適しているか、正しい内容であるかを判断すれば良いことです。


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