ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落274 [2010-06-14]

274 Interest, unlike concentration, does not deplete the cells. Due to their state of curiosity regarding the new information, the cells are open to the incoming force. Being in a free state, instead of using their stored-up energy as they do with intense concentration, the cells are so normally balanced in action that they receive equally as they give out; so no fatigue is felt.

274 関心は集中とは異なり、細胞を枯渇させることはありません。その新しい情報に関する興味を持った状況の為、細胞は入って来る力に対し開放しています。激しい集中ではそれら貯えたエネルギーを使っていたのに対し、自由な状態においては細胞は正常にバランスされ、出すのと同量を受け入れることとなる為、疲労は感じられません。





【解説】

いわゆる「疲れを知らない」とはどういう状況なのか、本項では明確に示されています。疲れとは全身の細胞レベルにおけるエネルギー収支として捉える必要があるということです。これら細胞が緊張し、外部からのエネルギー供給が滞れば個々の細胞が消耗することは良く分かります。詳しいことは知りませんが、細胞はひとつひとつが細胞膜で被われており、独立性を確保している訳です。その細胞膜の微細な穴を通して栄養素が取り込まれ、また代謝物が排出されることで各細胞が生きています。そこに心の精神集中や恐怖心による緊張状態が課せられれば、おそらく各細胞は細胞膜を収縮することが考えられます。その結果、外部との行き来が遮断され、細胞が疲労するのではないでしょうか。

一方、関心については、単に心の好奇心について良しとしているのではないと考えます。各細胞が自由に活動でき、外部から情報を得ようと自身の細胞膜を開放しようとする状況こそが望ましい訳です。その点、多くの芸術家は作品を造り出す時、心で考えるよりは、ひたすらインスピレーションを待つ心境になるのではないでしょうか。その状態は実は60兆個の人体細胞が全てアンテナになって、宇宙からの信号を待っているとすれば、多くの芸術家が若々しさを保っている理由が理解できます。


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