ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 1章 段落259 [2010-05-20]

259 The intense concentration of the particles composing the body has set up such a definite barrier of resistance to the free-flying atoms of space, that the form appears to be acting under a self-made law; or to have a separate will of its own. The law of evolution which has brought the cells of the body to such a fine degree of organization, or concentration, does in time lead them into a field of universal expansion so that this barrier of resistance is lessened; and the human consciousness becomes more receptive to the vibrations about it.

259 人体を構成する粒子の強固な集中状態は宇宙空間を自由に飛翔する諸原子に対し、断固とした防御壁を作り上げており、人体は自ら作った法則の下で行動している、あるいはそれ自身の分離した意思を持っているように見えます。人体の諸細胞にこのような緻密な組織、あるいは濃度をもたらした進化の法則はやがて、この抵抗の防御壁を宇宙拡張の領域に導き、その結果、この障壁は小さくなり、そして人間の意識はそれに関わる諸振動をより多く感受するようになります。





【解説】

毎朝10分程、ケヤキの並木道を歩いて通勤していますが、今の時期、植物達の活動の旺盛さには目を見張ります。少し前までは若葉が出た段階であったのに、見る見る内に葉の量と緑を増して今では通り一杯にケヤキの緑の葉が覆っています。

植物と動物とでは事情は違う訳ですが、植物に関する限り、宇宙への指向性ははっきりしています。木々の枝先は皆、大空から光を受けようと葉を伸ばしますし、中にはヒマワリのように身体全体を太陽に向けて動くものもいます。本項との関連で言えば、植物は宇宙からの光、即ちエネルギーを受けようと関心を常に光に向けていることになります。

しかし、動物は自己防衛の指向性が強い為、植物ほどの感受性は無いかも知れませんが、野生動物達は迫りくる危機を直感的に回避したりする能力に秀でていますし、全身を通じて絶えず警戒を怠りません。そういう意味では人間だけがこうした外部からの微小粒子の衝突に対して鈍感なのかも知れません。あまりにも自分自身に捕われている為、取り巻く環境から必要な印象を得ることが少なくなっているということでしょう。本講座を読み進まれている皆様は少しずつ諸々の感受性が拡がっているのではないでしょうか。美しいもの、大切なものに敏感になること等は、その典型かと思います。宇宙には受け入れるべき多くのエッセンスがあることが分かれば、これまで自分が作り上げた自己防衛の壁は自ずと低くなるのではないかと考えています。


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