ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落212 [2010-03-04]

212 Earth is one such class room in the Cosmos. It is a holy place, where we are given the opportunity to grow in understanding that we may climb to another rung on the endless Ladder of Life. When, through our own efforts, we place our feet upon a higher rung, we must then pause to assimilate the lessons to be learned at that level. But climbing far below us, struggling through the phases of development we have already mastered, are the dwellers of countless other planets.

212 地球は宇宙の中のこのようなクラスの一つです。それは私達に終わることのない生命の梯子でもう一つ上の段に登れる理解への成長の機会を与えられている聖なる場所なのです。私達自身の努力によって両足を上の段に置いた時、私達は次に立ち止まってその高さで学ぶべきレッスンを理解し、自分のものとしなければなりません。しかし、私達のはるか下方を登っていて、私達が既にマスターした発達の諸段階で奮闘している無数の他の惑星の住人達がいるのです。





【解説】

進化の道程を垂直に立つ梯子に例える本文は、さながら芥川龍之介の「くもの糸」を読んでいるようなイメージがします。しかし、この梯子は丈夫であり、取り付く人の重さでちぎれることはありません。進化の道程は上を見ても、下を見てもはるか遠くまで続いているという訳です。上位の部分は登って見なければその内容は分かりませんが、下位については自ら経験して来たので分かります。そういう意味では経験者がこれから学ぶ者に要点を教えるのは役立つものです。

このように長い梯子が続く訳ですが、決して登り急ぐ必要はないことが分かります。目標とする梯子の終端がある訳でもない以上、焦らず進むことが重要です。一歩一歩踏み締めた段階で、その位置で学ぶべきものを学び取り、その上で次の段階を登ることが出来ます。一歩ずつの階段があることで容易に上の階にも登ることが出来る訳です。一歩一歩着実に進化することで確実な進歩をものにすることが出来るというものです。


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