ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 3章 段落197 [2010-02-05]

197 I strongly advise each student to observe this law working in his own life; for it is a perfect example of the meaning of "like attracting like." If we open our minds to the gloomy thoughts of the pessimistic person, these vibrations will have a depressing, narrowing influence on our lives; and if the contact with this outlook is continued long enough, our thought-pattern may drop to the same bigoted, mental level.

197 私は個々の学習者に、自分自身の生活の中でこの法則が働いていることを観察するよう強く促しています。何故なら、それが「類は類を呼ぶ」の完璧な例示であるからです。もし、私達が悲観的な人物の憂鬱な想念に対し私達の心を開けば、これらの振動が私達の生活に意気消沈と険しい目つきをさせるような影響を与えるでしょう。そしてこの態度との接触が長く続けば、私達の想念パターンは同じ頑迷な精神レベルに落ちるかも知れません。





【解説】

ここでのポイントは各自の想念レベルが現実の世界の法則として作用していることを、自分の目で確かめよと言っていることです。既に私達はかつての悲観的想念が自分の身体に与えた影響や、怒りの感情が自分のみならず周囲の人々に如何に大きな悪影響を及ぼしたかを十分知っている筈です。むしろ、一見どのような難局にあっても、明るく楽観的な想念状態を保つことで事態がどのように変化するかを、自身の生活の中で実証することが求められていると考えます。

多くの書物を読み、先人達の教えを学ぶだけでは十分ではありません。揺るぎない本質を掴む為にはどうしても自分で体験することが必要です。そういう意味で、自分自身が最良の教材となります。また、かつて中山みきがいみじくも述べたように、「身体も家屋その他も全ては神様からの借り物で、唯一、自分の心だけが自分のもの」だと考えると、自分の心を常にどのように保つかが重要で、その制御が私達の主要な任務であることが分かります。

法則というものは、何時如何なる所でも作用する基本原理ですから、これを体験し理解することが出来れば、応用は自由自在です。この体験は古来より、「悟り」と表現されて来ました。従来は難行苦行の末に得られる境地とされて来ましたが、本講座では精神と物質の垣根を超えたつながりを発見する中で得られるとしている訳です。


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