ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 4章 段落113 [2009-09-28]

113 To demonstrate this relay, let us set up a row of dominos on a table, leaving a space between each one two-thirds the length of a domino. Now, using our finger to exert a slight pressure we energize, or propel into action, the first domino, which falls forward striking the second; thereby imparting its acquired energy to that domino. The second, as it falls, imparts its energy to the third, and so on until the last domino strikes the table; their total energy now having been transformed into sound and heat. The initial action here was produced by the forceful contact of two objects, our finger and the first domino, then conferred to the other objects by a system of relays.

113 このリレーを明らかにする為に、テーブルの上にドミノを一列に並べましょう。各々ドミノの高さの3分の2の距離を残して並べるのです。そして、私達の指を使って最初のドミノにわずかな圧力を加えるか、動かそうとします。するとそれは前に倒れて二番目に打当たります。そうすることで次のドミノに獲得したエネルギーを伝えます。二番目のものは倒れることでそのエネルギーを三番目に伝え、最後のドミノがテーブルを叩くまで続きます。それらの全体のエネルギーは今や、音と熱に形を変えられたのです。その最初の行動はここでは、私達の指と最初のドミノという二つの物体の力強い接触によって作られ、その後リレーの体系によって他の対象物に与えられたのです。





【解説】

本項では想念が伝達されて行く様子をテーブルに並べられたドミノが次々に転倒して、波が伝わることに例えて表現しています。ここでドミノの小片を心の一部分、テーブル上の一連のドミノ群を心に見立てて、想念が心の中を通過する状況を想定しても良いのですが、ドミノの小片を各自の心に見立てればどのような状況になるのでしょうか。

つまり、ある者が抱いたアイデアは直ちに隣接する者の心に到達し、次々にその想念が四方に拡がって行く状況が思い浮びます。私達が想念を認識した時、その想念は引き続いて次なる者に受け渡されることとなり、こうして思いも寄らぬ広範囲な人々の間に拡がることとなります。まして、テレビ等のマスコミによって特定の想念が認識し易くされれば、その影響は計り知れません。

昔から、アダムスキー氏の哲学書に数多く出て来る表現に、「心の大通りに想念を通過させる」という表現があります。心がドミノの一片とすれば、次々に押し寄せる宇宙的想念エネルギーに対して何ら抵抗することなく、それらを自由に通過させることは、宇宙の構成員である私達の義務かも知れません。想念の発信者の意図を宇宙くまなく伝える為には、その構成員たる者、勝手な判断による波動を停止させるべきではなく、各自が宇宙からのメッセージを数多く通過させることが望まれているということです。日頃から努めて良い想念を抱くことが人知れず他の者に対する奉仕的活動の一つになるということです。


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