ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落090 [2009-08-19]

090 I then knew that Feeling was truly the Master Builder who had formed this body of mine; and that it could build empires in the absence of the other four senses. From this conclusion, I saw that my mind was only reflecting and reacting according to my limited knowledge of life and its purpose.

090 そして私はフィーリングが実に私のこの身体を造った棟梁であること、またそれは他の四感が無い中で王国を造り上げることが出来ることを知りました。この得た結論から、私は自分の心は生命とその目的についての私の乏しい知識に応じて心が反映し反応しているに過ぎないことが分ったのです。



【解説】

ここのわずか数行に書かれている内容は二つの重要なポイントがあることに注目したいと思います。

第一は、フィーリングが私達の身体を具体的に造り上げた存在であるということです。これまでの学習から本書でいうフィーリングとはどのようなものを指すのか、ある程度のイメージは読者の皆さんの中にあるものと思います。しかし、私達地球人は生まれてからこの方、或いは以前の人生からも、このフィーリングの実体について正しい教えを受けることはありませんでした。ですから、早い段階でフィーリングとはどのようなものか、それをよく知ろうとする気持、即ち心の受け入れ体制が重要となります。

目をつぶり、あたりに物音がしない場所で、じっと端座すると自分が知らず知らずの間に息をし、心臓の鼓動も感じ取れます。この生命活動を糸口に、各自フィーリングに対するイメージを探究することが必要です。

第二は、本項では私達の心が生命とその目的に関して極めて乏しい知識しか持っていないとしていることです。注意したいのは乏しいのは生命とその目的に関することで、むしろ他の分野の知識は過剰である可能性が高いのです。つまり、片寄った知識状態を是正する必要があることになります。生命に対する認識程度、自らも含めて各生命体が果たすべき役割等、私達がバランス良く発達する為に、もっと生命(いのち)に対する理解を共感を高める必要があるということです。


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